VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

サヴァール新譜はルベル、テレマン。バロック・ダンス讃

TERPSICHORE(SACD)

テルプシコール~バロック・ダンス讃

・ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
 ラ・テレプシコール(1720)/管弦楽曲『舞曲さまざま』(1715)/
田舎の楽しみ(Les plaisirs champêtres)
 序曲(組曲)『風変り』 ト長調 TWV 55:G2/
序曲(組曲変ロ長調ターフェルムジーク、第3部第1番 TWV 55:B1)

ル・コンセール・デ・ナシオン(コンサートマスター:マンフレード・クレーマー)
ジョルエィ・サヴァール(指揮)
録音:2017年7月、グラーツオーストリア

サヴァール、2017年7月の録音。9人のムーサのうちの1人、テルプシコールが舞台に舞い降りたかのような、典雅な舞曲を中心に編まれたプログラムです。テレプシコールは踊りの楽しみ、の意で、舞踊と合唱(叙事詩)を司る女神、と言われています。テレマンとルベルの活き活きとしてカラフルな作品は、神々にささげる舞曲を思わせます。バロック音楽が最も洗練されていた時期の音楽の粋を心ゆくまで味わうことのできる1枚です。キング・インターナショナル