ボブ・ファン・アスペレン
グスタフ・レオンハルトの高弟アスペレンの新作は「フーガの技法」。アスペレンの弟子であるベルンハルト・クラップロットとの共演も。ドイツのAEOLUSレーベルから
レオンハルトの高弟であり、現在のオランダを代表する世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。近年はルイ・クープランやフローベルガーの作品の発掘、録音に積極的に取り組んできた巨匠アスペレンが、久々となるバッハ、しかも謎多き大作「フーガの技法」をレコーディング!アスペレンはこの「フーガの技法」の録音に、ドイツのニーダーザクセン州、ヴェーナーにあるオルガネウムのコレクションの1つ、17世紀ドイツの名工クリスティアン・ゼルが1741年に製作したチェンバロを使用。バッハの存命当時、また比較的作曲時期に近い年に製作された楽器を通じて、アスペレンが「フーガの技法」の真髄に迫ります。また、2つの鏡像フーガでは、アスペレンの弟子であるドイツのチェンバリスト、ベルンハルト・クラップロットが第2チェンバロの担当。師弟共演で「フーガの技法」を締めくくります。