VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

英Chandos新譜 エルガー、コープランド、チャイコフスキー

Music Makers/the.. -Sacd-

エルガー:ミュージック・メイカーズ/イングランドの精神

アンドルー・デイヴィス BBC交響楽団
 
リチャード・ヒコックスより、ヴォーン・ウィリアムズ交響曲全集やホルスト管弦楽作品集の録音プロジェクトを引き継ぐなど、「英国音楽の伝道師」としての名声を確立したアンドルー・デイヴィス。エルガー協会より「エルガー・メダル」を受賞し、2014年に英Gramophone誌が発表した「Top 10 Elgar recordings」に4枚のアルバムがランクイン、Chandosから発売した「ゲロンティアスの夢(CHSA 5140)」は、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞の二冠(合唱部門)を達成するなど、エルガー指揮者としても国際的に高く評価されています。

アンドルー・デイヴィス、注目のエルガー新録音は、アーサー・オショーネシーのオード(頌歌)をテキストにした「ミュージック・メイカーズ」と、ローレンス・ビニョンの3つの詩をテキストにした「イングランドの精神」。エルガーの様々な作品からの引用が用いられ(特に「ミュージック・メイカーズ」)、エルガーの高貴なエッセンスを存分に味わえる、独唱と合唱を伴うオーケストラ作品です。2017年に「デイム」の称号を授与され現在注目を浴びるメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーの参加も嬉しいポイント。
(東京エムプラス)

エルガー:ミュージック・メイカーズ/イングランドの精神』
【曲目】
エルガー
コントラルト独唱、合唱と管弦楽のための 《ミュージック・メイカーズ Op.69*
テノールもしくはソプラノ独唱、合唱と管弦楽のための 《イングランドの精神》†
【演奏】
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団&合唱団
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)*
アンドルー・ステイプルズ(テノール)†
【録音】
2018年4月14日-15日、ワトフォード・コロシアム(イギリス)

 

 
 
ジョン・ウィルソン BBCフィルハーモニック
 
指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍するジョン・ウィルソンコープランド・サイクル。

第4弾は、戦後のアメリカ・ナショナリズムの象徴的な作品、交響曲第3番の珍しいオリジナル・ヴァージョンを中心に、バーンスタインニューヨーク・フィルのために作曲された「コノテーションズ」、ピアノ作品から編曲され若手オーケストラの紹介のために使われた「田舎道を下って」、ポール・ホワイトマンと放送オーケストラのために作曲され、後に小編成版へ改訂された「故郷からの手紙」を収録。

これまで、色彩豊かで明快なオーケストレーションや生き生きとしたリズムを活かし、レコード芸術誌海外盤REVIEWの「今月の特選盤」や英グラモフォン誌「Editor's Choice」、英BBCミュージック・マガジン「Orchestral Choice」などを獲得してきた人気シリーズです。
(東京エムプラス)

コープランド管弦楽作品集Vol.4 ~ 交響曲集』
【曲目】
コープランド
コノテーションズ(管弦楽のための)
交響曲第3番(オリジナル・ヴァージョン)
故郷からの手紙(ダンス・オーケストラのための
室内管弦楽のための1962年改訂版)
田舎道を下って(原曲:ピアノのための/スクール・オーケストラのための編曲版)
【演奏】
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCフィルハーモニック
【録音】
2018年3月25日-26日、メディア・シティUK(サルフォード)

 

 
 

Piano Concerto -Sacd-

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、3番 スクリャービン:ピアノ協奏曲

シャイン・ワン ピーター・ウンジャン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
 
 
シャイン・ワンは、中国出身、上海音楽院で学んだ後、1997年以降はアメリカへ拠点を移し、ニューヨークのマンハッタン音楽学校で学士、修士号を取得。ニューヨークのカーネギー・ホールとリンカーン・センターから、南米、ヨーロッパ、アジアまで世界の主要なホールで、音楽愛好家と評論家を魅了しているピアニストです。2018年からはニューヨークのニュースクール大学マネス音楽学校の教授にも就任し、さらなる活躍が期待されています。

元東京クヮルテットの第1ヴァイオリニストであり、2018年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(RSNO)の音楽監督を務めていたピーター・ウンジャンとシャイン・ワンの協奏曲録音第3弾は、チャイコフスキースクリャービンのピアノ協奏曲集。チャイコフスキーの傑作ピアノ協奏曲第1番は録音の少ないオリジナル・ヴァージョン(1879-80年版)で収録。そして、交響曲として作曲されながらも1楽章のピアノ協奏曲となった「ピアノ協奏曲第3番」を加え、前作「チャイコフスキーピアノ協奏曲第2番」(CHSA 5167)と合わせてピアノ協奏曲全集が完成します。
(東京エムプラス)
【曲目】
チャイコフスキー
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(オリジナル・ヴァージョン)
ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.75
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20
【演奏】
シャイン・ワン(ピアノ)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
【録音】
2018年4月22日-23日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー