今回はクラシック2作品。クラシック・シリーズはSACDシングルレイヤーと通常CDの2枚組です
ステレオサウンド社が〈シングルレイヤーSACD+CD〉という仕様で、クラシックの名演・名録音を本国のアナログマスターテープからのフラットトランスファーによってデジタルディスク化している「オーディオ名盤コレクション《クラシック篇》」。2018年秋よりスタートした第2期(全8タイトルのリリース)もいよいよ完結です。第4弾となる今回はマーキュリー・レコーズとデッカ・レコーズの作品が1タイトルずつのライナップとなります。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヨハネス・ブラームス
Johannes Brahms (1833-1897)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
Violin Concerto in D major, Op. 77
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
Joseph Szigeti, Violin
ロンドン交響楽団
London Symphony Orchestra
指揮:ハーバート・メンゲス
Conducted by Herbert Menges
録音:1959年6月26~28日ロンドン郊外、ワトフォード・タウン・ホール
Recording: Watford Town Hall, outside London, 26-28 June 1959
Basic Recording Setup: Wilma Cozart, C. Robert Fine
Recording Director: Harold Lawrence
Engineer: Robert Eberenz
■ディスク形態:SACD(シングルレイヤー)+CD・2枚組※
■音匠レーベルコート採用
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)
ベンジャミン・ブリテン ヨーロッパ室内管弦楽団
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲 第25番 ト短調 K.183
Symphony No. 25 in G minor, K. 183
交響曲 第29番 イ長調 K.201
Symphony No. 29 in A major, K. 201
ヨーロッパ室内管弦楽団
English Chamber Orchestra
指揮:ベンジャミン・ブリテン
Conducted by Benjamin Britten
録音:1971年2月28日[K. 201] & 9月29日[K. 183]
サフォーク州、スネイプ、モルティングス
Recording: The Maltings, Snape, Suolk,
28 February 1971 [K. 201] & 29 September 1971 [K. 183]
Recording Producers: Ray Minshull [K. 183]; David Harvey [K. 201]
Balance Engineer: Kenneth Wilkinson
■ディスク形態:SACD(シングルレイヤー)+CD・2枚組※
■音匠レーベルコート採用
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)
アナログテープからのデジタル化を担当したのは、デッカ出身でClassic Sound Ltd UKに所属するエンジニアのジョナサン・ストークス氏とニール・ハッチンソン氏です。この2人のベテランエンジニアがステレオサウンド社からのリクエストにより、アナログマスターテープから、コンプレッサー等の使用を排したフラットトランスファーによって、デジタル化を行なっています。そのためマスターテープに含まれるヒスノイズやドロップアウトは残ったままですが、限られた関係者のみが聴くことの許されたマスターテープの音をできるかぎり忠実に2種類(SACDとCD)のデジタルディスクに封じ込めています。