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SACDに特化した偏屈ブログ

河野智美、待望の珠玉のスペイン・ギター名曲集

河野智美/ザ・スペイン

河野智美「ザ・スペイン」
 
西洋、アラブ、東方諸国の音楽が融合し、フラメンコやサルスエラなど、ヨーロッパの他の国々にはない独特の発展を遂げたスペイン音楽。河野智美はこのアルバムのレコーディングにあたり、単身スペインに渡り現地で研鑽を積み、自身の音楽性をさらなる高みへと昇華させました。薫り立つトレモロ、華麗なラスゲアード、パーカッシブなゴルペ奏法等、究極のギター・テクニックが披露され、聴く者を至福の感動へといざないます。河野智美が全身全霊で編んだ、珠玉のスペイン・ギター名曲集が完成しました。(販売元情報)

【収録情報】
アルベニスアストゥリアス(スペイン組曲 Op.47-5、編曲:河野智美)
● タレガ:アラビア風奇想曲
グラナドス:オリエンタル(12のスペイン舞曲第2番 編曲:河野智美)
ロドリーゴ:ヘネラリーフェのほとり
ロドリーゴ:小麦畑で(『スペインの野辺を通って』より)
グラナドス:ビリャネスカ(12のスペイン舞曲第4番 編曲:河野智美)
● デ・ラ・マーサ:エル・ビート
● デ・ラ・マーサ:サパテアード
● デ・ラ・マーサ:ロンデーニャ
● ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
● ファリャ:粉屋の踊り(バレエ音楽『三角帽子』第2幕より 編曲:河野智美)
アルベニスグラナダ(セレナータ)(スペイン組曲 Op.47-1番 編曲:河野智美)
● タレガ:アルハンブラの想い出
河野智美(ギター)
録音時期:2018年5月30日~6月1日 録音場所:横浜市栄区民文化センター リリス 録音方式:ステレオ(DSD Recording 11.2MHz (DSD 256)/セッション) SACD Hybrid
レーベル:アールアンフィニ 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト 発売:ミューズエンターテインメント
 
【秀抜なギタリストの目と心と指が憧れ、いとおしみ、美しく紡ぎ出すスペイン】
「河野智美は今やまさしく中堅。日本のギター界を背負って立つ一人である。なお、このことは、アルバムを通じてもだが、彼女の実演に触れるとき、ひときわよく感じられる。
そのような実力者でありながら、この人が本格的にCDアルバムを作り始めたのは、ほんの数年前からである。最初の1枚は彼女にとっても「愛奏曲集」と呼ぶべきもの、次が現代(20世紀以降)のギター音楽、3枚目は打って変わってJ.S.バッハの音楽。こう書くとずいぶん違った世界をめぐっているようだが、それでいて雑多な印象はなく、むしろ全てのアルバムが、目に見えぬ糸でつながれている、という気が、私にはする。それはひとえに、弾き手が河野智美というギタリストであることから発するのだ。
河野智美がまだ10代、20代の頃、ギター・コンクールの場に登場してきたときから私は常に感じていた気がする。この人は、ギターという楽器の、“心”に触れながら奏でる人だ、と。人一倍デリケートなタッチと歌ごころによって、彼女の手の内にあるとき、ギターは常に、ギターにしかない詩情を綴る。
そして、ここにお聴きのアルバム、「ザ・スペイン」と題し、ギターの祖国の最も美しく、最も深く聞き手の胸に染み渡る楽曲の数々を揃えたアルバムを紡ぎ上げるとき、河野智美の持つかけがえのない味わいは、まさしくこよないものとなる。ギターはこんにち汎世界的な楽器となり、各地から生み出されるギター音楽は、それぞれの価値を競い合っている。だが、そうしたパノラマの中にあってもなお、ギターの“本場”スペインから、この楽器本来の風味を湛えて生まれ出た名曲の数々には、やはり不朽の香りと魅力とがある。
スペイン音楽のエッセンス、ギターの心を織る名手の奏楽を、是非、存分に味わって頂きたい。」~濱田 滋郎~(販売元情報)
 
クラシックギターの製品レヴューを河野智美さんがされてる動画を見付けたので。

 
 
河野智美SACD HYBRID:タワーレコード