マルコ・アンジウス アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団
アンサンブル・プロメテオ
現代音楽を専門として1988年に設立されたイタリアのSTRADIVARIUSレーベルからルイジ・ノーノの作品のリリースです。結構なんでも雑食的に聴く私ですが、まだ現代音楽の、ルイジ・ノーノを理解するには至っておりません・・ファンの多い作曲家ですし、SACDリリースも結構多いですので、聴いてみたいな~とは思いますが。
ノーノ晩年の大作オペラ「プロメテオ」最新ライヴ音源の登場。ノーノの集大成となるこの作品のディスクは既に何種類かリリースされていますが、本盤は特にイタリアの現代音楽を得意とし、当レーベルの看板アーティストのひとりマルコ・アンギウスがアンサンブル・プロメテオとトスカニーニ・フィルを振って極めて密度の高いパフォーマンスを聴かせてくれます。独唱、合唱、管弦楽とライヴ・エレクトロニクスを駆使し、極めて複雑な音響的、時間的構造を持つ本作は音の反響の仕方まで厳密に計算して作曲されているため、CD化には細心の注意が払われています。現代音楽に特に定評のあるSTRADIVARIUSの超優秀な録音技術により、いま考え得る最も理想的なコンディションでの録音が登場です。
東武ランドシステム
昨年リリース(日本流通は今年1月)のフランスのSHIIINレーベルから
マルコ・アンジウス アンサンブル・プロメテオ フードリヒ・ゴールドマン
ノーノの「リゾナンツェ・エランティ=さすらう響き(響きの群島)」は1985年から87年にかけて書かれた作品。1975年から彼の友人であった哲学者マッシモ・カッチャーリの思想を受けたこの作品には、ハーマン・メルヴィルのいくつかの詩と中世ルネサンスのアルス・ノヴァの歌詞の断片が、ためいきや休符などに置き換えられ、原型をとどめないほどに分断されて散りばめられています。音を奏でるのはアルト独唱、ピッコロとバス・フルート、テューバ、一連の打楽器と晩年のノーノが愛したエレクトロニクス。言葉の海に時折投げ入れられるかのような打楽器の音がいかにも挑戦的であり、不可思議な世界を織りなします。このアルバムでは1987年のライヴと2014年のライヴ、2種類が収録されており、演奏される時期によって変貌を遂げる作品を姿を見ることもできます。
ナクソス・ジャパン
STRADIVARIUSレーベルは2枚目のSACDリリース。第一弾はこちら
シャリーノ:「夜のナビゲーション」~4台のピアノのための~他
アルダ・カイエロ アルフォンソ・アルベルティ アンナ・デリコ