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SACDに特化した偏屈ブログ

パーヴォ・ヤルヴィ新作2枚!N響とのバルトーク傑作三部作、フランクフルトRSOとのブルックナー

P.ヤルヴィとNHK交響楽団、フランクフルト放送交響楽団の新作が6月5日に同時発売予定です

20世紀傑作選(1)バルトーク三部作:弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽他

20世紀傑作選1 バルトーク三部作: 弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽、他

 
パーヴォ・ヤルヴィの俊敏かつドラマティックな音楽性に最もフィットした作曲家であるバルトークバルトークがヨーロッパ時代に作曲したオーケストラのための大作3曲を1枚に収録した当盤はヤルヴィが長年録音を切望していたアルバムです。
 1936年に作曲した『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』は、弦楽パートを2群に分け打楽器・チェレスタと対比させるという型破りな編成で、20世紀の音楽思潮を決定づけた重要作。第2次大戦に向かう不安な世相観が反映したかのような『弦楽のためのディヴェルティメント』、ハンガリーやアラブなど複数の民族的なエレメントがいっぱいに詰まった躍動感あふれる『舞踏組曲』という3曲を収録。NHK交響楽団の持つ圧倒的なヴィルトゥオジティがこれまでにないほどの強度で発揮されています。いずれもパーヴォ・ヤルヴィNHK交響楽団双方にとっての初録音です。(メーカー資料より)

【収録情報】
バルトーク
● 弦楽のためのディヴェルティメント BB118/Sz113(1939)
● 舞踏組曲 BB86/Sz77(1923)
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 BB114/Sz106(1936)

 NHK交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音時期:2017年9月27,28日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/

 NHK交響楽団第1866回定期公演Bプログラムでのライヴ・レコーディング
 
パーヴォ・ヤルヴィ フランクフルト放送交響楽団

 

 
パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響とのブルックナー・チクルス第8弾は、初期の創作活動を締めくくる傑作・第3番。作曲当初は敬愛するワーグナーに捧げられたため、『ワルキューレ』や『トリスタン』からの引用も含まれる長大な作品でしたが、改訂を繰り返したため、第2番と並び複雑な稿態が残されています。ヤルヴィは、現在最も一般的に演奏される、ブルックナー交響曲第8番第1稿を完成させた後に着手した、ブルックナー円熟の筆致により凝縮され密度の濃い1889年の第3稿を用いています。
 経験を積んだ老齢の指揮者のみが名演を成し遂げるというイメージがあるブルックナー交響曲ですが、ヤルヴィは、速めのテンポで音楽を息づかせ、細部を緻密に仕上げつつ、ブルックナーの特徴である巨大なブロック構造を明晰に提示しています。ヤルヴィはこの交響曲をフランクフルトでのチクルスの最初に演奏・録音していましたが、演奏に満足せず、再度取り上げた際にライヴ録音されたものです。(メーカー資料より)

【収録情報】
ブルックナー交響曲第3番ニ短調 WAB103(1889年第3稿)

 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音時期:2013年
 録音場所:フランクフルト、アルテ・オーパ
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND