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ラトル&LSOの「今」の音楽が凝縮 両者の思いが作品上にあふれ出る名演 ラフマニノフの交響曲第2番

ラフマニノフ: 交響曲第2番

サイモン・ラトル ロンドン交響楽団

タワーレコード

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2019年9月に収録されたラトル&ロンドン交響楽団によるラフマニノフ交響曲第2番がリリースされます。
ラトルは2017年からロンドン交響楽団音楽監督に就任、先日2023年までその任期を3年延長したことが発表され、両者の相性の良さと信頼度の高さはますます広く認められることになりました。(同時に2023年からバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任することが決まり大きな話題に。)
ラトルのラフマニノフ交響曲第2番といえばまだ20代のラトルとロス・フィルの録音(1984年)があります。当時はそれほど多くの指揮者が取り上げる作品ではありませんでしたが、若き指揮者の未来を予見させるには十分の見事な演奏でした。一方ロンドン響は、前首席指揮者ゲルギエフとの演奏(2008年)や、ラフマニノフスペシャリストとも言われるアンドレ・プレヴィン(1973年)との録音、などがあり、この作品に特別な思いがある両者の演奏に期待が高まります。
ピアノ曲そのままに、ラフマニノフが思いのたけを込めた甘美なメロディが聴く人の心を強く締めつける第2交響曲。ラトルとロンドン響の今の音楽があふれ出る、どの旧盤とも異なるうったえかけるような弦の響きが印象的な名演です。
キングインターナショナル

【曲目】
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27(完全版)

【演奏】
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ロンドン交響楽団

【録音】
2019年9月
バービカン・ホール(ライヴ)

Original Recording Format: DSD 256

Producer:Andrew Cornall

Recording Engineer:Neil Hutchinson, Classic Sound Ltd.

Mastering Engineer:Jonathan Stokes, Classic Sound Ltd.

 

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