VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

録音史に残る超名演が劇的な音質改善で再登場 シューリヒトVPOの神髄ブルックナー9番の美しさたるや! SACDシングルレイヤー2枚組、280分収録!!

シューリヒト/ウィーン・フィル ORF戦後ライヴ大集成<完全限定生産盤>
カール・シューリヒト 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

タワーレコード

 

連合国オーストリア進駐軍放送=赤白赤放送集団(ORF前身)とORFが収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったシューリヒトの名演をSACDシングルレイヤー化!しかも新リマスターで音質大幅改善、2枚組で280分の長時間収録。ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!
シューリヒトVPOといえばやはりその神髄はブルックナー9番。当盤に収録されているのは1961年録音のEMI盤に先立つ1955年のもの。シューリヒト流の美しさは既に完成しきっており、第3楽章のむせ返るような歌と神秘的なまでの悠久はたまらぬものがあります。シューリヒト本人も納得の出来栄えで後日オーケストラに感謝の手紙を書いているほどで、まさにウィーン・フィル録音史に残る宝物と言える名演です。今回のリマスター効果は目覚ましく、演奏の圧倒的な素晴らしさがさらに一段と深まりました。5番・8番とまとめて聴けるのも嬉しく、これまたシューリヒト独自の境地を思わせる流麗な音運び
の妙。第9番を頂点として統一された唯一無二の美学を存分に味わえます。スローテンポでとろけるブラームス4番、あたたかでやわらかなシューベルト5番も大いに魅力的。繊細さを保ちながら息の長いフレージングで壮大に歌われる至高の音楽が胸を打ちます。
新リマスターの通常CD盤4枚組(ALT-462)も発売中。迫力あるマッシブなCDと、豊かなスケールのSACDの音のキャラクターの違いを聴き比べるのも贅沢な愉しみと言えましょう。
キングインターナショナル

【曲目】
[DISC1]
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D. 485
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
1965年4月24日:
楽友協会 大ホール(ウィーン)/オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)

ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
1955年3月17日:
コンツェルトハウス 大ホール(ウィーン)/ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)

[DISC2]
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105
1963年12月7日:
楽友協会 大ホール(ウィーン)/オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB 108
1963年2月24日:
楽友協会 大ホール(ウィーン)/オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)

【演奏】
カール・シューリヒト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

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