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SACDに特化した偏屈ブログ

ジャズと現代音楽が穏やかに溶け合う コロナ禍の静けさに乗じて描かれた夢幻的な世界 高音質SACDで聴く美しいオランダ現代音楽

ペーテル=ヤン・ワーヘマンス:サイクルズ
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス 、 マタイス・ファン・ヴァイヘ 、 Friso Van Wijck

タワーレコード

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1952年オランダ生まれの作曲家、ペーテル=ヤン・ワーヘマンスの最新作。ジャズを思わせる編成と楽想を用いながら、電気的な変調を加えて夢幻的に変容していく世界を描いています。フリージャズやフュージョンを多楽章あるいは変奏曲の構成を持つ現代音楽に寄せていくようなスタイルですが、響きそのものはとても美しく、音響もシンプル。穏やかな感覚すら漂う不思議な作品です。高音質なSACDハイブリッド盤。

「〈サイクルズ〉は2020年10月から2022年2月にかけて作曲した。依頼があったわけではなく、コロナにより閉塞的になった社会の静けさに乗じて、昔からの夢を実現するために書いた。現代音楽とジャズの間に位置する音楽の夢だ。」「長年勤務したロッテルダムの音楽院で聴いていたピアノとドラムとメロディ楽器だけの小さなジャズ・アンサンブル、また、セシル・テイラーウェザー・リポート、そしてYouTubeに動画を上げているジャズ・ドラマーのデイヴ・ウェックルから受けた影響が、自らの年齢に対する思いと、バッハやベートーヴェンの変奏曲のような偉大な〈環〉を書きたいという考えと、混ざり合っていった。」「私が作曲したものは、ジャズそのものではない。ジャズをほとんど知らない人が聴いたジャズの記憶であり、響きである。」(ペーテル=ヤン・ワーヘマンス)
キングインターナショナル

【曲目】
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(1952-):サイクルズ(2020-2022)
~ピアノ、ドラムス、サウンドファイルのための

【演奏】
マタイス・ファン・ヴァイヘ(ピアノ;スタインウェイD)
フリソ・ファン・ヴァイク(ドラムス)
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(エレクトロニクス)

 

 

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