グレート・チェロ・コンチェルト<限定盤>
ジャクリーヌ・デュ・プレは、その短い全盛期の間、20世紀の最高のチェリストの一人として認められていました。彼女は天与の才能に加え、研ぎ澄まされた技術と情熱的な献身を備えており、演奏する作品のすべてに深く入り込むようでした。彼女の演奏するエルガーやシューマンの協奏曲、またベートーヴェン、ブラームス、フランクなどのソナタへの解釈に対し、観客は歓喜の反応を示しました。彼女はまた、1960年代のクラシック音楽の潮流を形成した若い友人たちの中心人物でもありました。しかし、彼女のキャリアは無情な病気によって突然奪われ、彼女の早すぎる死が彼女の人生にロマンチックな光をもたらしました。2022年にリリースされた、旧EMIへの録音すべてをオリジナルテープからArt & Son Studioにてリマスタリングされた《ワーナー録音全集》(9029.661138)、から厳選された名チェロ協奏曲を、今回SACDや空間オーディオのマスタリングとして有名なパリにあるCirce Studio にてSACD用にマスタリングを行い、SACDハイブリッド盤として限定発売致します。CD層もSACDの音ができるだけ発揮されるようマスタリングを行っています。マルチパック(プラケース)仕様。
ワーナーミュージック・ジャパン【曲目】
《Disc 1》
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
[共演]ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]19.VIII.1965, Kingsway Hall, London
ディーリアス:チェロ協奏曲
[共演]マルコム・サージェント(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]12 & 14.I.1965 (6-11), No. 1 Studio, Abbey Road, London《Disc 2》
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調Op.129
[共演]ダニエル・バレンボイム(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
[録音]8-9.IV & 11.V.1968 , No. 1 Studio, Abbey Road, London
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5
[共演]ダニエル・バレンボイム(指揮)シカゴ交響楽団
[録音]11.XI.1970, Medinah Temple, Chicago《Disc 3》
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調Hob.VIIb1
ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調 (arr. & cadenzas Grutzmacher)
[共演]ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団
[録音]17 & 24. IV.1967, No. 1 Studio, Abbey Road, London
ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調Hob.VIIb2
[共演]ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]13.XII.1967 ,No. 1 Studio, Abbey Road, London《Disc 4》
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調Op.33
[共演]ダニエル・バレンボイム(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
[録音]24.IX.1968 ,No. 1 Studio, Abbey Road, London
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
[共演]ダニエル・バレンボイム(指揮)クリーヴランド管弦楽団
[録音]4 & 6.X.1973, Severance Hall, Cleveland (live)
マティアス・ゲオルク・モン:チェロ協奏曲 ト短調
(harpsichord continuo realised by Arnold Schoenberg: ed. Aveling)
[共演]ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]20.IX.1968 , No. 1 Studio, Abbey Road, London【演奏】
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)