ともに2016年、ふたつの国際コンクール(モントリオール国際コンクール/フランツ・リスト国際コンクール)で第一位を獲得した若きヴィルトゥオーゾ、辻彩奈と阪田知樹。2020年からデュオとして全国各地で公演を行い、表情豊かで鮮度の高いデュオを聴かせてきた。深化著しい二人が触発し合って生み出す音楽は、各方面より熱狂的な称賛をもって迎えられた。自由闊達でイマジネイティヴな音楽を紡ぎだす辻、作曲や編曲でも頭角を現す阪田……ともに若くして唯一無二の音楽性を発揮してきたふたりの音楽家が、折に触れて取り上げてきたブラームスの3つのヴァイオリンとピアノのためのソナタをセッション・レコーディング。「雨の歌」の副題を持つ第1番、ロマンティックで愛らしい明るさを持つ第2番、愁いを帯びた激しさを持つ第3番を、俊英二人がフレッシュに歌い上げる。
ふたりの公演でアンコールとしてしばしば演奏され、問い合わせも多いパラディスの「シチリアーノ」も収録。
ソニー・ミュージック■ハイブリッド・ディスク(ステレオ&マルチチャンネル)
《収録内容》
ヨハネス・ブラームス
1.ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 作品78「雨の歌」
2.ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 作品100
3.ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 作品108