VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

もう10月

リーマンショックによる世界同時不況の流れのまま幕を開けた2009


不況の余波は派遣切り、大量リストラ、経緯費削減・・

TVでは特に経緯費削減が目立ちますね。
安いセットの使いまわしが出来るトーク番組やクイズ番組が増え、ギャラの高い出演者は避け安い若手お笑いタレントが賑やかに・・広告収入が見込めない深夜放送は視聴率が良くても打ち切り、通販番組に切り替わるそうです

SACDにも影響は大きいですね・・

SACDで予定されていたものがCD+DVDでとランクを下げ価格が上がってのリリースもチラホラ・・

「CDを買う」事がマニアックになってる今

コストを抑えて単価を上げて利益を確保ですね

新録が極端に減り、過去の音源を使いまわすのも目立ちます。

音楽が芸術やエンターテイメントだけでなく、ビジネスとしての比重が大きいので理解できなくも無いのですが・・個人的には緩やかな文化の衰退を感じずにはいれません(再発のほとんどが新規でなく「買い替え」需要や「懐かしい」需要の様ですし・・)。TVにしろCDにしろ「会社の都合」であってなんら視聴者・消費者の目線ではないのがなんともはや・・


しかしながら国内外で自主レーベルによるSACDリリースが増えているのは嬉しい傾向です

そしてそれらが素晴らしい作品であると言う事

流通や宣伝が大手には敵わないので、「知る人ぞ知る」であるのがまことに残念ですが

それだけにその姿勢や気概を最大限に支持したいですね

もちろんこのご時世、コストが高くついてもSACDでリリースする大手も感謝感激です。今の姿勢が数年後の技術躍進、クオリティの向上に繋がると思います




9月はメジャーアーティストの発売が多かったですね。私が買って聴いたものをプチレヴュー

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TVやCMでも御馴染みの綾戸智恵。充電期間を経ての復活アルバム。DSDマスタリングで「音匠」仕様。プロデューサー、レコーディングエンジニアは広兼”SPORTBACK”輝彦(mimi-tab)。エンジニア買いできる有能エンジニアです

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ひとりオーケストラことギタリスト渡辺香津美。ジャズ回帰アルバムで、これはアナウンスが無くて知らなかったのですがDSDレコーディング。内容もめちゃめちゃカッコいいです。ギター好きなプレイヤー、リスナー必聴作品です


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世界の小澤と新進気鋭の小菅優のコラボ。DSDレコーディング。小菅の溌剌としたプレイが光る。
これはソニーから。もうね、今こそ、せめてクラシックは全部SACDで出して欲しいです