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SACDに特化した偏屈ブログ

The Doobie Brothers: The Captain and Me

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The Doobie Brothers: The Captain and Me


1. Natural Thing
2. Long Train Runnin'
3. China Grove
4. Dark Eyed Cajun Woman
5. Clear as the Driven Snow
6. Without You
7. South City Midnight Lady
8. Evil Woman
9. Busted Down Around O'Connelly Corners
10. Ukiah
11. Captain and Me

2009 SACD/CDハイブリッド ステレオ

1973年発表の3rd。前作「TOULOUSE STREET 」と並び初期ドゥービーの代表作。
なんと言っても「Long Train Runnin'」が光る。イントロで引き込まれる魅力的な曲。曲調は前作で確立したドゥービーサウンドを踏襲してますが、シンセやストリングスの活躍がまた違うアプローチを演出しています。そのため前作より音数が増してますが、それでも散漫にならない当時のバンドの充実度が分かります。

メンバーは前作と同様、トム・ジョンストン、パット・シモンズ、タイラン・ポーター、ジョン・ハートマン、マイケル・ホザックの5人。加えて前作から準メンバー的な立場でピアノとオルガンを担当しているリトル・フィートビル・ペインシンセサイザーのプログラミングは、当時スティーヴィー・ワンダーシンセサイザー・プログマーとして活躍していたマルコム・セシル。ストリングスの編曲は、ニック・デカロ。また、後に正式メンバーとなるジェフ・バクスターがペダル・スティール・ギターで参加しています。

プロデューサーはテッド・テンプルマン、エンジニアはドン・ランディーでノースハリウッドのワーナースタジオ録音。

SACDはMobile Fidelity by Rob Loverde

最近のMobile は以前の様な「どうだ!」的ないかにもハイファイな音からよりアナログテイストを大事にした時代性を損なわない傾向にある。個人的には好み。それでいて古臭さを感じさせない。
Mobile の唯一の欠点は再発専門レーベルで、マスターを借り受けての製作でおそらくエソテリックの再発シリーズ同様プレス枚数が限られた契約なのであろう。流通量が極めて少なく、発売直後に高騰してしまう事。。良いものを出来るだけ多くの人に聴いてもらう事がアーティストにとってもリスナーにとってもベストなはずだが、残念な事にメジャーレコード会社にとっては手を変え品を変えでもはや粗悪品と呼んで差し支えない物を垂れ流す事の方が有益なんである。音楽産業が斜陽の今こそ目を覚ましてもらいたい。



よく晴れ渡った日のドライヴに最適。たまにこういう能天気なサウンドでかっ飛ばすのも気持ちが良い。
個人的な好みはザ・バンドですが、たぶん一般的なのはドゥービーでしょう