SACDハイブリッド盤。精力的に演奏録音活動を行う巨匠マレク・ヤノフスキ。注目の新譜はドレスデン・フィルとの共演でマスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』を収録しました。
1888年楽譜出版社ソンゾーミョの懸賞に応募し1位入賞したのが歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』で、この作品が認められことによりヴェリズモ歌劇への道をひらいた出世作です。その内容は軍隊から除隊してきたトゥリッドゥがかつての恋人ローラがアルフィオと結婚しているため、サントゥッツァに代わりの愛を求めるものの、ローラを諦めきれずに密会を繰り返し、そのことが露見し決闘となり殺されてしまうというもので、シチリア島を舞台とした1幕の歌劇として作曲されました。間奏曲があまりにも有名ですが、旋律美にあふれた作品として知られます。
トゥリッドゥ役のブライアン・ジャッジの熱のこもった歌唱が印象的です。また、サントゥッツァ役をつとめたのはローレンス・フォスター指揮によるヴェルディ:『オテロ』のデスデモーナ役でも圧倒的な存在感をしめした実力派ソプラノ歌手メロディ・ムーア。「PENTATONE」レーベルからリリースされているアメリカの作曲家による歌曲集でも注目を集めております。ヤノフスキが絶大な信頼を寄せる豪華な歌手陣もさることながら、オーケストレーションも絶品でとりわけ弦楽器の雄弁さは圧倒的です。(輸入元情報)
【収録情報】
● マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』全曲
メロディ・ムーア(ソプラノ/サントゥッツァ)
ブライアン・ジャッジ(テノール/トゥリッドゥ)
エリザベッタ・フィオリッロ(アルト/ルチア)
レスター・リンチ(バリトン/アルフィオ)
ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾ・ソプラノ/ローラ)
アンナ・ラッド=マルコフスカ(ソプラノ/女I)
マーニャ・ラシュカ(アルト/女II)
ライプツィヒMDR放送合唱団
イェルン・ヒンネルク・アンドレーゼン(合唱指揮)
ヴォルフガング・ヘントリヒ(コンサートマスター)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
録音時期:2019年3月
録音場所:ドレスデン
録音方式:ステレオ(DSD)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ)
ジュリエッタ・シミオナート 、 マリオ・デル・モナコ 、 トゥリオ・セラフィン 、 ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
タワレコ限定