VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

バッハの全曲演奏会も達成したリーサ・アールトラが満を持してのセッション録音! 『聖アン』を含むクラヴィーア練習曲集

J.S.バッハ: クラヴィーア練習曲集第3部より
リーサ・アールトラ

タワーレコード

 

ALBAレーベルから久々のSACDです

1990年にシベリウス・アカデミーでオルガンのディプロマを取得し、1991年にヘルシンキ大聖堂でデビュー・リサイタルを行った実力派リーサ・アールトラがバッハのオルガン作品集をリリースします!ソリストチェンバロ奏者として、また室内楽奏者としても活躍しているアールトラはタンペレ地方のピルッカラ教会のオルガニストもつとめおります。当教会で5年をかけバッハのオルガン作品全曲演奏会を成し遂げました。今回満を持してのセッションが実現。もちろんピルッカラ教会での録音です。
当アルバムにはオルガンのためのクラヴィーア練習曲集第3部から、前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』BWV552を両端に12曲のコラール(BWV678~BWV689)を収録。豪華絢爛で雄大前奏曲と5声の三重フーガを有する高貴な気分をたたえるフーガの『聖アン』ですが、アールトラは教会の残響も考慮し、快活にして重厚感を漂わせて演奏。全体的に速めのテンポ設定で推進力がうまれます。また当オルガンを知り尽くしているからこその絶妙なレジストレーションです。
キングインターナショナル

【曲目】
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部より
(1)前奏曲 変ホ長調「聖アン」 BWV552/1
(2)「これぞ聖なる十戒」 BWV678
(3)「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV679
(4)「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV680
(5)「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタ BWV681
(6)「天にいますわれらの父よ」 BWV682
(7)「天にいますわれらの父よ」 BWV683
(8)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV684
(9)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV685
(10)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV686
(11)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV687
(12)「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV688
(13)「われらの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ BWV689
(14)フーガ 変ホ長調「聖アン」 BWV552/2

【演奏】
リーサ・アールトラ(オルガン/シモ&カヴィライネン1994年製作)

【録音】
セッション録音
2019年10月14&15日
ルッカラ教会(タンペレ)

 

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