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独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第10弾 バッハの元で修行したフリードリヒ・クリスティアン・モールハイムのグダンスク時代の作品

Mohrheim: Cantatas and Arias - Szadejko

バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ10
アンジェイ・ミコワイ・シャデイコ 、 ゴルトベルク・バロック・アンサンブル 、 ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル

タワーレコード

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今回取り上げる作曲家は、フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム。1719年4月26日にノイマルクの教師兼カントールの息子として生まれ、父より音楽を学ぶ。1733年わずか14歳でライプツィヒJ.S.バッハの元を訪ね、聖トーマス音楽院で3年間学ぶ。モールハイムは、楽譜の複写作業を手伝って、バッハ家での下宿代を補填していました。クリスマス・オラトリオBWV248の一部やカンタータ第82番「われ 足れり」 BWV 82、カンタータ 第97番「わがすべての行いに」BWV 97、カンタータ第21番「われは 憂いに沈みぬ」BWV 21、カンタータ第213番「岐路のヘラクレスわれらにまかせて見張りをさせよ」BWV213などに彼の筆跡が残されています。最も重要な仕事としては、1736年にライプツィヒで初演されたマタイ受難曲の完璧な複写です。バッハの元での勉強を終えた後1738年イェーナの大学で法学を学び、その後ハレ大学で1年半ほど学ぶ。この時期に14曲のオルガン作品を残しています。ギャラント様式で書かれ、均整の取れた才気あふれる作品です。モールハイムは1747年頃からグダンスクで演奏活動を行っています。
チェンバロのリサイタルであったり、ソプラノ歌手であった妻の伴奏を行うなど夫婦で活躍していた。またモールハイムは聖マリア大聖堂での大きな行事のための作品を多く作曲し、グダンスクの市民にも大いに受け入れられました。モールハイムの作品は小編成のアンサンブルでも繊細で魅力的な響きを作り出し、ここに収録されている作品も、4人のソリストたちによる絶妙なアンサンブルで聴かせます。
キングインターナショナル

【曲目】
フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム(1719-1780):
1-6. 主は我と共にありせば(Festo Annunciationis Mariae)(1765) PL-GD Ms. Joh. 63
7-12.私たちには子供が生まれる(クリスマス用カンタータ/キリストの降誕) PL-GD Ms. Joh. 61
13-16. いと高き所には神に栄光あれ(キリストの降誕をたたえるカンタータ)(1749) PL-GD Ms. Joh. 65
17. 天上の娘(教会アリア)PL-GD Ms. Joh. 66
18-19. 選ばれた群れは(Festo Michaelis)PL-GD Ms. Joh. 173b
20-28. 主なる神は、啓示を与え(聖霊降臨)PL-GD Ms. Joh. 173a

【演奏】

シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)

フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト)
ヴァージル・ハルティンガー(テノール)

ステファン・マクラウド(バス)

ゴルトベルク・バロック・アンサンブル

ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル

アンジェイ・ミコワイ・シャデイコ(指揮)

【録音】
2021年10月6-8日
トリニティ教会、グダニスク

 

 

 

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