バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ7 - ヨハン・ヴァレンティン・メーダー: モテット集
アンジェイ・ミコワイ・シャデイコ 、 ゴルトベルク・バロック・アンサンブル
MD+G
SACDハイブリッド盤。独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第7弾は、ヨハン・ヴァレンティン・メーダー(1649-1719)によるモテット集。
ポーランドの湾岸都市で古い歴史を誇る街グダンスクは、14世紀にバルト海周辺で隆盛を誇ったハンザ同盟に加盟し、交易の中心地として栄え、16世紀にはポーランド王国の直接の庇護を得て、黄金期を迎えます。そのグダニスクの美しい教会聖母マリア教会では、当時頻繁にオルガン演奏が行われ、カペルマイスターはそのために作品を次々と生み出す必要がありました。
ヨハン・ヴァレンティン・メーダーは、ドイツの音楽一家に生まれ、ライプツィヒ、ブレーメン、ハンブルクで歌手として活動し、コペンハーゲンでブクスデフーデと出会い影響を受けます。エストニアのタリンで音楽教師を務めた後、1687年から1698年まで聖母マリア教会のカペルマイスターを務めていました。グダンスクを後にしたメーダーは、ラトヴィアのリガの大聖堂の音楽監督を1917年に亡くなるまで務めました。
音楽学者で指揮者でもあるアンドレイ・シャデイコは、この歴史あるグダンスクの音楽を研究し発掘しシリーズとして録音しています。
キングインターナショナルメーダー:モテット集
● Lauda Jerusalem Dominum
● Quid est hoc quod sentio
● Ach Herr, mich armen Sunder
● Gott, mein Herz ist bereit
● Die hollische Schlange darf nimmer uns beisen
● Wunschet Jerusalem Gluck
● Vox mitte clamorem
● Wie murren denn die Leut' im Leben also?
● Meine Seele seufzt und stohnet
● Gott, du bist derselbe mein Konigイングリダ・ガーポヴァー(ソプラノ)
アンナ・ザヴィシャ(ソプラノ)
ダヴィド・エーラー(アルト)
ヤコプ・ピルグラム(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)、他
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル
アンドレイ・シャデイコ(指揮)録音時期:2020年
録音方式:ステレオ(デジタル)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
Musica Baltica
『バルト海沿岸諸国の音楽1~グダニスクのバロック・カンタータ集』
『ヴィルヘルム・フリードリヒ・マルクル:オルガン作品集Vol.1』
『バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ3~フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルクル:オルガン作品集Vol.2』
『バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ4~ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン:カンタータ集』
『バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ5~ゴルトベルク:チェンバロ協奏曲全集』
「バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ6」 テオフィル・アンドレアス・フォルクマール&ダニエル・マグヌス・グローナウ: オルガン作品集