VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

これぞリヒテルの生音!SACDで甦るビクターの魔術的録音 1979年、リヒテル3度目の来日公演

リヒテル1979年 日本ライヴI シューマン&ショパン
スヴャトスラフ・リヒテル

タワーレコード

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1979年、リヒテル3度目の来日公演は64歳直前の円熟期で、神業のような演奏が語り草となりました。それをビクター音楽産業株式会社(現・株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテイメント)が当時最新の技術でライヴ収録。

ショパン前奏曲から13曲を抜粋。全曲を弾かないリヒテルならではのこだわりの選曲ですが、いずれも深い詩情にあふれながらも甘くなく、小品とは思えぬ巨大な宇宙を形成。音色の微妙な変化も絶妙で、ショパンの作品を純音楽的に味わえます。
キングインターナショナル

【曲目】
シューマン:「ノヴェレッテ集」Op.21
(1)第2番ニ長調
(2)第4番ニ長調
(3)第8番嬰へ短調
(4)ショパン:「24の前奏曲」Op.28
~第4番ホ短調
第5番ニ長調
第6番ロ短調
第7番イ長調
第8番嬰へ短調
第9番ホ長調
第10番嬰ハ短調
第13番嬰ヘ長調
第19番変ホ長調
第11番ロ長調
第2番イ短調
第23番ヘ長調
第21番変ロ長調

【演奏】
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

【録音】
1979年3月9日東京厚生年金会館(1)-(3)、
3月20日神奈川県民ホール(4)(ライヴ)
プロデューサー:野島友雄
エンジニア:服部文雄

 

 

 

リヒテル1979年 日本ライヴII シューベルト&シューマン
スヴャトスラフ・リヒテル

タワーレコード

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録音嫌いとして知られるリヒテルは大半が古いメロディア盤か実況録音で、演奏の素晴らしさはわかるものの微妙なニュアンスは実演でなければ味わえませんでした。しかしビクターが時代を先んじてデジタル録音を採用、その結果最盛期リヒテルの柔らかくたっぷりした美音、ペダルの効果まで眼前に広がるかのように再現できました。

リヒテルシューベルトはまさに十八番ですが、人気の即興曲第2番と4番、楽興の時第3番をこの音質で堪能できるのは破格の贅沢。リヒテル・ワールドに引き込まれます。
キングインターナショナル

【曲目】
シューベルト:
(1)楽興の時第1番ハ長調Op.94 D.780の1
(2)楽興の時第3番ヘ短調Op.94 D.780の3
(3)楽興の時第6番変イ長調Op.94 D.780の6
(4)即興曲第2番変ホ長調Op.90 の2
(5)即興曲第4番変イ長調Op.90の4

シューマン:幻想小曲集Op.12より
(6)第5曲 夜に
(7)第7曲 夢のもつれ

【演奏】
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

【録音】
1979年2月1日東京厚生年金会館(1)-(3)、2月13日東京文化会館(4)(5)、2月24日NHKホール(6)(7)(ライヴ)
プロデューサー:野島友雄
エンジニア:服部文雄