激動 - 女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集
ヤンネ・フレデンス 、 セーアン・ラストギ
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第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。冒頭ではピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演したオランダ出身のヘンリエッテ・ボスマンス[1895-1952]の初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のドーラ・ペヤチェヴィチ[1885-1923]のブラームスを思わせる後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディア・ブーランジェ[1887-1979]とリリ・ブーランジェ[1893-1918]の作品。女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教師として名を馳せたナディア。それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えています。
各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴きどころ。ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。(輸入元情報)【収録情報】
● ボスマンス:チェロ・ソナタ イ短調
● ペヤチェヴィチ:チェロ・ソナタ ホ短調 Op.35
● L.ブーランジェ:夜想曲
● N.ブーランジェ:3つの小品ヤンネ・フレデンス(チェロ)
セーアン・ラストギ(ピアノ)録音時期:2023年6月24-27日
録音場所:デンマーク、Musikhuset, Aarhus
録音方式:ステレオ(DXD 352.8 kHz/32bit/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND