レスピーギ: 管弦楽作品集
ジョージ・ハンソン (Conductor) 、 ヴッパータール交響楽団
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。今回は、ヴッパータール交響楽団によるレスピーギの管弦楽作品集。
『ローマ三部作』に代表されるような管弦楽法を駆使した鮮やかで華麗なオーケストレーションが魅力のレスピーギですが、バロック期までの古いイタリア音楽を研究し、その成果を存分に自作に反映させている点も彼の大きな特徴と言ってよいでしょう。
ここに収録されているのは、レスピーギ晩年の作品でボストン交響楽団創立50周年記念委嘱作「第12旋法によるメタモルフォーゼ」。ロッシーニの最晩年の作品「老いの過ち」に基づいて編曲された組曲「ロッシニアーナ」。未出版の初期作品「ブルレスケ」、そしてバッハのパッサカリアのオーケストラ編曲版。
ウィーンのムジークフェラインザールに匹敵する響きを持つ歴史的なホール、ヴッパータール・シュタットハレでの録音というのも注目です。
キングインターナショナル【曲目】
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集
・主題と変奏「第十二旋法によるメタモルフォーゼ」(1930)
・組曲「ロッシニアーナ」(1925)
・オーケストラのための「ブルレスケ」(1906)
・J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)【録音】
2000年9月、ヴッパータール・シュタットハレ