VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

レーベル別SACD戦略

最近のSACDはレーベルで特色が出てきています

代表的な所では

エクストンはステレオのみで、非圧縮の「HQ-SACD」という音質追求路線。

対してデンオンはマルチchでの「新しい音楽の創造」また「コンサート会場の原音再生」という路線

中々悩ましいところです。より高音質な楽しみか、SACDならではの音楽体験か・・


更に、もうひとつ

ファインNFというレーベルがハイブリッド盤を卒業(?)してシングルレイヤーでの発売に踏み切りました

シングルレイヤーの方がハイブリッドに比べ音質で有利ですし、また十分に容量がありますのでマルチchも収録

理想ではありますが・・・・どうなりますやら。。すでにSACDお持ちの方はシングルレイヤーで問題はないんですがね
クラシック専門レーベルですので、1曲切り出してipodでという聴き方はまずしないでしょうから、コピー不可で問題ないでしょうし。これがロックやポップだと厳しいですが・・
個人的には応援したい路線です


さて以上はクラシックレーベルですが

他ジャンルも頑張ってもらいたい

私がココ最近一押しなのは

伊藤八十八氏率いるジャズレーベル「エイティ・エイツ」。ヴィレッジミュージックから発売で御馴染みだと思います

DSD録音でほぼ一発録り、SACDハイブリッドに拘り、この度ソニーの『音匠』(レーベル面を緑色にコーティングした光の乱反射を抑えより高音質を狙ったもの)を標準仕様に採用

グレイト・ジャズ・トリオ、ティファニー、グレース・マーヤと実力派を揃えるレーベルだけにますますの発展を願います


また、メジャーではソニーポニーキャニオン、エイベックスクラシックが新録のハイブリッド盤のみでの発売が目立つようになってきました
この不況で製作コストがかさむSACDは厳しいでしょうが、アーティストとエンジニアの気概とそれに答えるレコード会社の良心を支持したい


レーベルによって特色が現れるのは技術の成熟と活性化に繋がりますから、これからも要注目

SACDで安心なのはどこも真面目だという事

海外のレーベル情報も入り次第お伝えします