VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ベートーヴェン ピアノソナタ1、2、3 イーゴリ・チェトゥーエフ

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Sonata No.1 in F minor, op.2

1 Allegro [5:45]
2 Adagio[5:12]
3 Menuetto. Allegretto [3:34]
4 Prestissimo [8:18]


Sonata No.2 in A major, op.2

5 Allegro vivace [10:30]
6 Largo appassionato [7:38]
7 Scherzo. Allegretto [3:32]
8 Rondo. Grazioso [6:32]


Sonata No.3 in C major, op.2

9 Allegro con brio [10:43]
10 Adagio [8:30]
11 Scherzo. Allegro [3:23]
12 Allegro assai [5:33]


Dedicated to Joseph Haydn
Total time [79:38]


2009 SACD/CD HYBRID ステレオ/マルチch DSDレコーディング






ロシアのレーベルCARO MITISからイーゴリ・チェトゥーエフ(IGOR TCHETUEV)によるベートーベン・ピアノソナタ集第3団

このアルバムが、このレーベルがあまりクラシックファンの中で話題になっていないのが不思議で仕方ない。やはりクラシックもメジャーレーベル、メジャーアーティスト中心なんだろうなと思う。

瑞々しくかつ深いコクもある高級感漂うピアノ(近年話題になっているイタリアの新興ピアノメーカー、FAZIOLIを使用)の音色が実に素晴らしくDSDレコーディングでその細部に渡るまでをを届けてくれる。現在所有のSACDの中でもトップクラスの素晴らしい音

私の様にクラシックに明るくない者(コンサートなどには何度か行きましたが、テクニックだとか詳しい事はまだ未熟です)でさえも引き込まれ、購入から随分経つが頻繁に再生し、その度に深いやすらぎと活力を同時に与えてくれる

ウクライナ出身の俊英イーゴリ・チェトゥーエフは、いかにも旧ソ連圏といった感じの端整なプレイ(勝手なイメージですが・・)に思える。80分近い収録を飽きる事なく聴かせてくれるのはプレイに表情があるからでしょうね。平坦にならずに強弱、高低のコントラストが美しいと思います

やはりSACDでその本領は発揮しますが、CDでも凄いです。私はCD層はカーステで聴いてますが、それでもその良さに酔えますね。普段車では「曲を身体に入れるため」で聴いてますが、「いい音だな~」と思ってしまいます。

マルチchも優秀。空間の拡がりが実に贅沢だ

こういうアルバムに出会うと、この人の他のアルバムも、この曲の他の人のプレイも
このアルバムをもっと深く味わいたくてオーディオを・・・とどんどん広がっていきます






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Igor Tchetuev plays a Fazioli grand piano No. 2280912





Recording Details

Microphones - Neumann km130
DPA (B & K) 4006
DPA (B & K) 4011

SCHOEPS mk2S
SCHOEPS mk41

All the microphone buffer amplifiers and pre-amplifiers are Polyhymnia International B.V. custom built.

DSD analogue to digital converter - Meitner design by EMM Labs.

Recording, editing and mixing on Pyramix system by Merging Technologies.


Recording Producer - Michael Serebryanyi
Balance Engineer - Erdo Groot
Recording Engineer - Roger de Schot
Editor - Carl Schuurbiers


モスクワ演劇学校、Manege Hall