現在最も刺激的な音楽を生み出し続けているパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル。このコンビの初共演は1995年。そしてパーヴォが芸術監督に就任したのが2014年。それ以来10年を超す年月の蓄積の間にベートーヴェンやシューマンの交響曲全集の録音を世に問い全世界に衝撃と感動を与えてきました。
充実の極みにある彼らが現在新たに取り組んでいるのが「ブラームス・プロジェクト」。ドイツ・ロマン派の精髄ともいえるブラームスを新たな角度で見つめ直すこのプロジェクトは、2014年12月の東京オペラシティでの全曲演奏で本格的にスタートし、世界各地で絶賛を博しています。それと並行して交響曲4曲・セレナード2曲と主要管弦楽曲を収録する4枚シリーズの第2弾が登場。「ベートーヴェンの第10番」とも称された人気曲交響曲第1番、作曲者が技巧の限りを尽くした名曲、ハイドン変奏曲という王道のカップリング。歴史あるヴィースバーデンのホールとベルリンのフンクハウスという会場のサウンドの違いも味わっていただけます。2018年秋に待望の再来日が予定されています。
(ソニーミュージック)
【収録内容】
ブラームス:
1.交響曲第1番 ハ短調 作品68
2.ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
【演奏】
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
【録音】
2016年3月21日~23日、25日、ヴィースバーデン、クアハウス(1)
2017年1月2 6日&27日、ベルリン、フンクハウス・ベルリン(2)
(DSDレコーディング)
プロデューサーのフィリップ・トラウゴットは元RCAのシニア・プロデューサーとして数々のレコーディングを手掛け、現在はフリーランスとして活躍。パーヴォ・ヤルヴィや仲道郁代らのアルバムでプロデュースを手掛けています。
仲道郁代「シューマン:ファンタジー」録音時のフィリップ・トラウゴット
レコーディングエンジニアはポリヒムニアのジャン=マリー・ゲイセン
アシスタント・エンジニア&エディティングは同じくカレル・ブリュッゲマン
ポリヒムニアはPENTATONEやRCO、CARO MITISなど優秀なSACDを提供し続けてくれているオランダの録音チーム。エベレット・ポーター、エルド・グロードといった総勢9名のフィリップスの流れをくむ技術者たち。
ジャケットの隅に小さく載ってる録音エンジニアの名前をチェックしてみて下さい。彼らの名前があるかも知れません