VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

『エフゲニー・オネーギン』の 「レンスキーのアリア」「手紙の場」も収録。 ガイ・ブラウンシュタインによる 魅惑のチャイコフスキー・アルバム

Tchaikovsky Treasures

チャイコフスキー・トレジャーズ

 
SACDハイブリッド盤。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元第1コンサートマスターで現在ソリストとして活躍するガイ・ブラウンシュタインが魅惑のチャイコフスキー・アルバムをリリースします!!1971年イスラエルのテルアビブ生まれのブラウンシュタインは7歳よりヴァイオリンをはじめ、その後ニューヨークでピンカス・ズーカーマン、グレン・ディクテロウに師事。イスラエルフィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団をはじめとする名門オーケストラとの共演を重ね世界にその名が知られる存在となりました。また室内楽にも力を入れ、アイザック・スターンアンドラーシュ・シフ、イェフィム・ブロンフマンなど名だたる演奏家との共演を果たしてきました。2000年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターに就任し、2013年の退団まで数多くの演奏会に登場してきました。2017/18年シーズンにはトロンハイム交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスとなり指揮者としての才能も披露しております。演奏家としての長いキャリアの割にブラウンシュタイン自身の録音は極めて少なくファンならずとも期待が高まるリリースといえましょう!ヴァイオリン協奏曲では雄弁に奏でるブラウンシュタインのソロが一際美しく光り輝き、憂鬱なセレナードでは涙腺を刺激する悲哀に満ちた繊細な情感にあふれ、ワルツ・スケルツォでは活発な主題をのびやかに演奏しております。当録音ではブラウンシュタイン編曲の「パ・ド・ドゥ」(バレエ音楽白鳥の湖』より)、「レンスキーのアリア」「手紙の場」(歌劇『エフゲニー・オネーギン』より)も収録。これぞチャイコフスキー!!といえるゾクゾクするほど美しい旋律をブラウンシュタインが情感豊かに演奏しております!!共演はキリル・カラビツ指揮、BBC交響楽団です。カラビツはロシア作品での評価が圧倒的に高く、さらに協奏曲の録音でも定評があり、当演奏でも歌心あふれる魅惑的なチャイコフスキーを披露しています!
キングインターナショナル
 
【曲目】
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35(1878)(i.17'59"+ii.6'32“+iii.10'00"=34'31")
(2)「パ・ド・ドゥ」~バレエ音楽白鳥の湖』より(1876)(6'54")
(3)「レンスキーのアリア」~歌劇『エフゲニー・オネーギン』より(1877)(4'51")
(4)「手紙の場」~歌劇『エフゲニー・オネーギン』より(1877)(11'02")
(5)憂鬱なセレナードOp.26(1875)(9'10")
(6)ワルツ・スケルツォOp.34(1877)(5'54")
 
【演奏】
キリル・カラビツ(指揮)
 
【録音】
セッション録音:2018626&27/ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(ロンドン)
DSD録音