昨日お伝えしたアンナー・ビルスマ、アコーステック・ウェザーリポート2に加えこちら、11月は絶対買う盤で大変な事に・・いずれも「そのうち」ではなく「フライングゲット」して聴きたいので。。
ミカラ・ペトリによるバッハのフルート・ソナタ。キース・ジャレットとの1992年盤以来の再録音となります。今回は新世代のチェンバリストとして話題のマハン・エスファハニに加え、世界中のコンサートや録音に引っ張りだこで今や女王の風格すら感じさせるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ヒレ・パールを迎えています。
一癖も二癖もある3人が揃ったことで、親密なアンサンブルの中にふと緊張感が走る瞬間があり、これが非常に心地よい効果を生みました。リコーダーも前回はソプラノとアルトでしたが、今回はアルトとテナーを使用してより深い表現となり、ヴィオラ・ダ・ガンバとのバランスも絶妙。録音についてもコペンハーゲンの教会の素晴らしいアコースティックを拾い、実に美しく仕上がっています。
主にバッハの後半生に書かれ、元々ひとまとまりのものではない6つのソナタですが、楽器選択の妙と移調の効果もあってか、全編統一感のあるアルバムになりました。(ナクソス・ジャパン )【収録情報】
J.S.バッハ:リコーダー、チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ(フルート・ソナタ) BWV.1030-1035● ソナタ ロ短調 BWV.1030~アルト・リコーダー、チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバによる
● ソナタ 変ホ長調 BWV.1031~テナー・リコーダー、チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバによる
● ソナタ ト長調 BWV.1032(原調 イ長調)~テナー・リコーダー、チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバによる
● ソナタ ハ長調 BWV.1033~テナー・リコーダーと通奏低音(チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)による
● ソナタ ト短調 BWV.1034(原調 ホ短調)~アルト・リコーダーと通奏低音(チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)による
● ソナタ ヘ長調 BWV.1035(原調 ホ長調)~アルト・リコーダーと通奏低音(チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)によるミカラ・ペトリ(リコーダー)
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マハン・エスファハニ(チェンバロ)録音時期:2019年6月11-14日
録音場所:コペンハーゲン、ガルニソン教会
録音方式:ステレオ(DXD 352.8 kHz/32bit/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Johann Sebastian Bach: Sonata B minor BWV 1030 - Petri/Perl/Esfahani
Johann Sebastian Bach: Sonata G minor BWV 1034 - Petri/Perl/Esfahani
Johann Sebastian Bach: Sonata E flat Major BWV 1031 - Petri/Perl/Esfahani