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SACDに特化した偏屈ブログ

チェンバロの名手ミケーレ・バルキを中心とした古楽アンサンブル《アルモニオーサ》ヴィヴァルディ『ラ・ストラヴァガンツァ』全曲とプラッティ:6つのトリオ・ソナタ集

Platti: 6 Trio Sonatas for Vioプラッティ: 6つのトリオ・ソナタ
アルモニオーサ

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タワーレコード


ARMONIOSA and MDG Release 2016

 

海外では2016年にリリースされていたアルバムですが、国内流通の模様です

 

古楽アンサンブル《アルモニオーサ》は、デビュー作である前作のヴィヴァルディ「ラ・ストラヴァガンツァ」の素晴らしい演奏が高く評価されたイタリアのアンサンブルです。今作はヴィヴァルディより少し後の世代の作曲家プラッティの、当時最先端の様式による「6つのトリオ・ソナタ」です。当時はコレッリの作品のように「2台のヴァイオリンと通奏低音」という組み合わせが普通でしたが、プラッティのソナタは第2ヴァイオリンの代わりにチェロを、また時にはアンサンブルのチェンバロ奏者、ミケーレ・バルキがこの演奏のために準備したオルガンを用いることによって、大変魅惑的な音色を醸し出すことに成功しています。活気に溢れた演奏を艶やかな高音質で。
ユニバーサル・ミュージック/IMS

『アルモニオーサ ~ プラッティ:6つのトリオ・ソナタ集』

【曲目】
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):ヴィーゼントハイド・シェーンボルン宮廷のミュジカル・ライブラリーからの6つのトリオ・ソナタ集(ヴァイオリン、チェロ、通奏低音のための) :
1) ソナタ ト短調WD.691,
2) ソナタ 変ロ長調 WD.689,
3) ソナタ ホ短調WD.678,
4) ソナタ ニ長調WD.680,
5) ソナタ ハ短調WD.694,
6) ソナタ イ長調WD.683

【演奏】
アルモニオーサ
[Francesco Cerrato: violin, Stefano Cerrato: violoncello, Marco Demaria: violoncello Continuo, Michele Barchi: harpsichord, Daniele Ferretti: organ]

SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

Vivaldi: La Stravaganza Op 4 ヴィヴァルディ: 『ラ・ストラヴァガンツァ』 Op.4
フランチェスコ・チェラート 、 アルモニオーサ 、 ミケーレ・バルキ

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こちらは2015年作品


ARMONIOSA - Teaser 2015

「アルモニオーサ」はフランチェスコとステファノのチェッラート兄弟らが中心となって2012年に結成されたイタリアの古楽器グループ。名盤イル・ジャルディーノ・アルモニコの『ブランデンブルク協奏曲』の録音にも参加している卓越したチェンバロ奏者、ミケーレ・バルキが在籍しているのも見逃せないポイントです。この『ラ・ストラヴァガンツァ』はアルモニオーサによるMDGレーベル1枚目のアルバムで、競合盤の少ない当曲集にあってハイレベルな演奏と高音質録音の双方からヴィヴァルディの協奏曲の神髄が味わえる貴重なもの。鋭い迫力がありながらも必要以上に過激な表情付けをせず、曲本来の持ち味を活かして勝負した演奏解釈に好感が持て、それゆえに『ラ・ストラヴァガンツァ』が完成度の高い非凡な曲集であることにも気付かせてくれます。チェンバロのリアリゼーションまでくっきり捉えた高品質録音も素晴らしく、ヴィヴァルディを聴く醍醐味が詰まった秀逸なアルバムと言えるでしょう。
『調和の霊感』で合奏協奏曲と独奏協奏曲を織り交ぜながらリトルネッロ形式による新しい構造原理を開拓したヴィヴァルディは、『ラ・ストラヴァガンツァ』で独奏協奏曲のさらなる純化と、作風の先鋭化を同時に図りました。紋切り型の形式を効果的に用いつつ、不釣り合いな小節数を持ち出したり、ヴァイオリン独奏に大胆な技巧やあっと驚く節回しを与え、「風変り」「狂態」「奇抜」といった意味を持つ「ストラヴァガンツァ」を音楽で巧みに表現しています。華やかな重音が楽しい第5番、ゆがみ捻じ曲げられた歌が疾走する第8番、輝かしい演奏効果を持つ第11番など、1曲1曲が聴き込むほどに個性的。また後年の『四季』を含む作品8などと比べると、合奏部分の書法も非常に充実しているのがこの曲集の特徴。トゥッティでの対位法的な掛け合い、内声やバスの気の利いた動きを交えたダイナミックな音響は、ソロのパッセージと見事な対比をなして音楽に劇的な推進力を生んでいます。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.4『ラ・ストラヴァガンツァ』全曲

● 第1番変ロ長調 RV.383a
● 第2番ホ短調 RV.279
● 第3番ト長調 RV.301
● 第4番イ短調 RV.357
● 第5番イ長調 RV.347
● 第6番ト短調 RV.316a
● 第7番ハ長調 RV.185
● 第8番ニ短調 RV.249
● 第9番ヘ長調 RV.284
● 第10番ハ短調 RV.196
● 第11番ニ長調 RV.204
● 第12番ト長調 RV.298

アルモニオーサ(ピリオド楽器アンサンブル)
ミケーレ・バルキ(チェンバロ
フランチェスコ・チェッラート(ヴァイオリン、指揮)

録音時期:2014年11月11-14日
録音場所:マリーエンミュンスター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

 

ラ・ストラヴァガンツァ」はレイチェル・ポッジャーの名盤がありますね

Stravaganza: Violin Concerti Op 4 1-12 (Hybr)ヴィヴァルディ: ラ・ストラヴァガンツァ
アルテ・デイ・スオナトーリ 、 レイチェル・ポッジャー

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