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SACDに特化した偏屈ブログ

華麗な超絶技巧にも注目! 鬼才グリンゴルツが奏でるなんと優美なロカテッリの『ヴァイオリンの技法』

ロカテッリ: 《ヴァイオリンの技法》Op.3より
イリア・グリンゴルツ 、 フィンランドバロック管弦楽団

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。鬼才イリア・グリンゴルツがロカテッリの《ヴァイオリンの技法》から3曲を録音!1733年に出版されたピエトロ・ロカテッリの代表作、独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための《ヴァイオリンの技法》Op.3は12曲のヴァイオリン協奏曲と24のカプリッチョ(随意)による各3楽章構成の作品。のちのパガニーニの24の奇想曲の先駆をなし、その美しい旋律と独奏ヴァイオリンの華麗な技巧が最大の魅力です。
注目はなんといってもグリンゴルツの圧倒的な技巧で聴くカプリッチョ。第11番 イ長調の第3楽章ではなんと第17ポジションまで到達する驚きの高音部まで演奏。確固たる技術を武器にグリンゴルツは流麗に奏でます。フィンランドバロック管弦楽団との対話も実に見事でアンサンブルを楽しみながら優美に演奏しております。
イリア・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して一躍世界的に有名になりました。その後、パガニーニの協奏曲第1番でCDデビュー(BIS 999)し注目を集め、以後バロックから現代まで幅広いレパートリーを、BISレーベルをはじめとする様々なレーベルから積極的なリリースを続けているヴァイオリニストです。当録音では1770年ごろに制作されたフェルディナンド・ガリアーノの名器を使用。温もり感じる艶やかな音色が魅力です。
キングインターナショナル

【曲目】
ロカテッリ(1695-1764):
(1)ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3-9
(2)ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3-11
(3)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12

【演奏】
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン&指揮)
[ヴァイオリン:フェルディナンド・ガリアーノ(1770年頃制作)、弓:ルイス・エミリオ・ロドリゲス制作)]
フィンランドバロック管弦楽団

【録音】
セッション録音
2019年1月
ヤルヴェンパー教会
(ヤルヴェンパー、フィンランド)

 

こちらはライヴの模様


Locatelli "l'Arte del violino", Ilya Gringolts and Finnish Baroque Orchestra live

 

 

 

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