VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ホロコーストの記念日に演奏された「希望のヴァイオリン・コレクション」の何とも美しい音色を堪能 名手ダニエル・ホープも出演 PENTATONE

 

 希望のヴァイオリン
サーシャ・クック 、 ダニエル・ホープ

タワーレコード

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Intonations (Songs from the Violins of Hope) : No. 6, Lament (Live)

SACDハイブリッド盤。アルバム「希望のヴァイオリン」では、ホロコースト以前からホロコーストの間にユダヤ人の音楽家が所有していた楽器で演奏しております。これらの楽器は「希望のヴァイオリン・プロジェクト」を立ち上げた弦楽器製作者のイスラエルのアムノン&アヴシャロム・ワインスタインによって修復され、現在では「希望のヴァイオリン・コレクション」の名がついております。
収録作品はシューベルト弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』とメンデルスゾーン弦楽四重奏曲第6番、そしてヴァイオリンの歴史にインスパイアされたジェイク・ヘギーの新作『読唱』です。シューベルトの未完の弦楽四重奏曲は激しい動揺と崇高なリリシズムに満ちた作品。一方、メンデルスゾーンは亡くなった妹ファニーのためにレクイエムとして四重奏曲を書きましたが、そのわずか2ヶ月後に38歳という悲劇的な運命を辿ることになるとは知らずに書いていた晩年の傑作です。
演奏は名手ダニエル・ホープやまだ10代の注目ヴァイオリニスト、ショーン・モリなど注目のヴァイオリニストが登場。まだヘギーの作品ではメトロポリタン・オペラのでも活躍したサーシャ・クックが出演しております。クックは2011年にアダムズ作曲の『ドクター・アトミック』でグラミー賞を受賞している実力派です。
2020年のホロコーストの記念日に行われた祈りと希望に満ちたライヴ録音です。
キングインターナショナル

【曲目】
(1)ジェイク・ヘギー(1961-)(詩:ジーン・シェア(1958-)):『読唱』(2020)
i. 灰
ii. 流浪者
iii. 音楽会
iv. モーテル
v. 熱
vi. 嘆き
vii. 釈放

(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』ハ短調 D.703(1820)
(3)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80(1847)

【演奏】
(1)
サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)
ショーン・モリ(ヴァイオリン)

ケイ・スターン(第1ヴァイオリン)
ドーン・ハームス(第2ヴァイオリン)
パトリシア・ヘラー(ヴィオラ)
エミール・ミランド(チェロ)

【録音】
ライヴ録音
2020年1月18&19日
コール・マンション、バーリンゲーム(アメリカ)