グリーグ: ホルベルク組曲、弦楽四重奏曲第1番、シベリウス: ヴァイオリンと弦楽のための組曲
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ 日下紗矢
レコード芸術特薦盤
Konzerthaus Kammerorchester Berlin with "Grieg | Sibelius"
★ ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団を母体する室内オーケストラ、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラは、2009年に日下紗矢子とミヒャエル・エルクスレーベンの二人をリーダーとして結成され、今年で10周年を迎えます。日下は、2008年からベルリン・コンツェルトハウス管の第1コンサートマスターを務めるほか、2013年読売日本交響楽団コンサートマスター就任(2017年度より特別客演)、日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務しながら、オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開しています。
今回リリースされるのは、グリーグの「ホルベルク組曲」、弦楽四重奏曲第1番(弦楽合奏版)とシベリウスの「ヴァイオリンのための組曲」という北欧プログラム。弦楽四重奏曲第1番では、日下自身の編曲による弦楽合奏版で、弦楽四重奏曲の親密な雰囲気を、力強いオーケストラの響きへと見事に表現しています。そして、デンマーク文学の創始者ルードヴィヒ・ホルベア(1684‐1754)の生誕200周年記念に際して作曲された「ホルベルク組曲」。ホルベアの生きた17、18世紀の組曲で書かれており、新しい響き、鮮やかな色彩が表現された美しい北欧のリリシズムを感じる作品です。最近、ガット弦を使用して演奏することに挑戦している日下(本アルバムではスティール弦)。作曲された時代の様式や背景を丁寧に紐解く真摯な姿勢が演奏にもあらわれています。アルバムの最後を締めくくるのは、シベリウスの「ヴァイオリンと弦楽のための組曲」。あまり演奏されることのない作品ですが、ヴァイオリンのソロ・パートは難易度が高く、日下の巧みなテクニックが披露され聴きごたえのある演奏です。[収録内容]
1. グリーグ: ホルベルク組曲 作品40
2. グリーグ: 弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 作品27 (弦楽合奏版/日下紗矢子編)
3. シベリウス: ヴァイオリンと弦楽のための組曲 作品117
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢 (コンサートマスター)
録音: M-1&3=2017年5月11日 | M-2=2018年11月15日/ ベルリン | コンツェルトハウス
レコーディング・プロデューサー: フィリップ・ネーデル
日下紗矢子 ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ:チケットぴあ
河村尚子やアファナシエフなどSONYからのSACDでもお馴染みの録音チームb-sharpの自主レーベル
シェーンベルク: 浄められた夜 作品4/ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版/ミトロプーロス編)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ 、 ミヒャエル・エルクスレーベン
Konzerthaus Kammerorchester Berlin - Schönberg Beethoven (Album Trailer)
ブルグミュラー: ピアノ・ソナタ ヘ短調作品8/シュンケ: ピアノ・ソナタ ト短調作品3「グランド・ソナタ」 他
ハイディ・ツァイ
Heidi Tsai - Burgmueller/Hummel/Schuncke (Album Trailer)
バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
ブルックナー:弦楽五重奏曲(ミヒャエル・エルクスレーベンによる弦楽合奏版)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント、ルーマニア民族舞曲
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子
シューベルト: 弦楽四重奏曲第14番ニ短調《死と乙女》 D.810(グスタフ・マーラーによる弦楽オーケストラ版)
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ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団
ミヒャエル・エルクスレーベン