ベルリン・フィルの首席奏者たちをソリストとして起用したブランデンブルク協奏曲の全曲録音。ピリオド・アプローチが話題になり始めた時期にあえてモダン楽器によるバッハを強烈に打ち出した演奏で、カラヤンにしては幾分小編成のオーケストラによる録音としても興味深いといえます。今年は「ブランデンブルク協奏曲」誕生から300年。記念の年に待望の初SA-CD化が実現しました。
※オリジナル・マスターから独Emil Berliner Studiosで2021年に制作したDSDマスターを使用。
<パーソネル>
演奏者:カールハインツ・ツェラー(フルート[4,5])、アンドレアス・ブラウ(フルート[2,4])、ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ[1,2])、ブルクハルト・ローデ(オーボエ[1])、ゲルハルト・シュテンプニク(オーボエ[1])、ゲルト・ザイフェルト(ホルン[1])、ノルベルト・ハウプトマン(ホルン[1])、コンラディン・グロート(トランペット[2])、トマス・ブランディス(ヴィオリーノ・ピッコロ[1]、ヴァイオリン[2-5])、レオン・シュピーラー(ヴァイオリン[3])、ハンス=ヨアヒム・ヴェストファル(ヴァイオリン[3])、ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ[3])、ジークベルト・ユーベルシェール(ヴィオラ[3])、ヴィルフリート・シュトレーレ(ヴィオラ[3])、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ[6])、ナイトハルト・レーザー(ヴィオラ[3])、オトマール・ボルヴィツキ(チェロ[2-4,6])、イェルク・バウマン(チェロ[3,6])、ゲッツ・トイチュ(チェロ[3,6])、フリードリヒ・ヴィッテ(コントラバス[3,6])、ウィリアム・ティム・リード(チェンバロ[5])、フィリップ・モル(コンティヌオ・チェンバロ)
楽団:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
新ウィーン楽派管弦楽作品集 [初回生産限定盤] [SHM仕様]
ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤンが私財を投入して録音した《新ウィーン楽派管弦楽作品集》は、1974年に発売され画期的な大成功を収めました。録音から50年近く経ってもまったく色あせないこの名盤を初めてSA-CD化。カラヤンの精緻にしてスケール豊かな表現と、それに万全に応えるオーケストラの完璧な合奏力には圧倒されます。CDでは3枚組でしたが、SA-CDの長時間収録機能を生かした2枚組での発売です。
※オリジナル・マスターから独Emil Berliner Studiosで2021年に制作したDSDマスターを使用
*どちらもSACD専用ディスク(シングルレイヤー)です。通常CDプレイヤーでの再生は出来ません