VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

LSOの首席奏者たちによるモーツァルト 管楽のための作品集 ハイメ・マルティン 、 ロンドン交響楽団 、 LSOウィンドアンサンブル

モーツァルト: 管楽のための作品集
ハイメ・マルティンロンドン交響楽団 、 LSOウィンドアンサンブル

タワーレコード

Amazon

ピアニストでありヴァイオリン奏者でもあったモーツァルトですが、管楽器にもまたその音楽が存分に発揮された作品をのこしています。このたびLSOの首席奏者たちが、モーツァルトの管楽器をソロにした協奏曲および協奏交響曲、そしてグラン・パルティータを録音しました。すみずみまで行き届いた自然な音楽、そして非の打ち所がないテクニックと、どのソリストをとってもまさに完璧の出来栄え。同じオーケストラで奏でる仲間を支えるオーケストラも、まるで室内楽のように濃密な空気でアンサンブルしています。指揮を務めるのは自身フルート奏者としてもロイヤル・フィルやロンドン・フィルなど名だたるオーケストラで首席奏者としても活躍、2013年より指揮活動に専念し、イェヴレ交響楽団、ロサンゼルス室内交響楽団の首席指揮者を務め、2022年からはメルボルン交響楽団の首席指揮者に就任するハイメ・マルティン。LSOの結束力と底力をあらためて実感する内容です。
なお、CD2に収録されている「グラン・パルティータ」はLSO-5075として2017年に発売された音源と同一のものです。ご了承ください。

ティモシー・ジョーンズ(ホルン)
ロンドン生まれ。15歳でホルンをはじめ、17歳でミュンヘン・フィルに入団、その後バーミンガム市響などを経て、1986年よりLSOで首席を務める。

アンドルー・マリナー(クラリネット)
1986年より2019年まで、LSO首席奏者を務める。オーケストラおよびソリスト、そして室内楽奏者として、そして教師としても世界的に活躍している。

オリヴィエ・スタンキエヴィチ(オーボエ)
ニース生まれ。2015年、LSO首席奏者、そして王立音楽院教授に就任。2012年オーボエ国際コンクール(日本)第1位。現代音楽にも積極的に取り組んでいる。

ジュリアナ・コッホ(オーボエ)
LSO首席奏者。2017年ミュンヘン国際コンクール入賞。王立音楽院教授。ソリストとしてもベルリン・ドイツ響、バイエルン放送響などと共演。客演首席奏者としてバイエルン放送響、フィラデルフィア響などに登場している。

クリス・リチャーズ(クラリネット)
2010年LSO首席奏者に就任。ほか英国内の主要オーケストラで客演首席奏者として活躍している。

レイチェル・ガフ(ファゴット)
1999年よりLSO首席奏者を務める。ケンブリッジ・キングス・カレッジで学ぶ。現代作品のいくつかは彼女に献呈されている。ミュンヘン国際コンクールの審査員を務めている。
キングインターナショナル

【曲目】
モーツァルト:
[CD1]
・ホルン協奏曲 変ホ長調 K417〔ティモシー・ジョーンズ(ホルン)〕
オーボエ協奏曲 ハ長調 K314〔オリヴィエ・スタンキエヴィチ(オーボエ)〕
クラリネット協奏曲 イ長調 K622〔アンドルー・マリナー(クラリネット)〕

[CD2]
・協奏交響曲 変ホ長調 K297b
〔ジュリアナ・コッホ(オーボエ)、クリス・リチャーズ(クラリネット)、
レイチェル・ゴフ(ファゴット)、ティモシー・ジョーンズ(ホルン)〕
・セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」 K361

【演奏】
ハイメ・マルティン(指揮)
ティモシー・ジョーンズ(ホルン)
オリヴィエ・スタンキエヴィチ(オーボエ)
アンドルー・マリナー(クラリネット)
ジュリアナ・コッホ(オーボエ)
クリス・リチャーズ(クラリネット)
レイチェル・ゴフ(ファゴット)、
LSO木管アンサンブル
ロンドン交響楽団

【録音】
2019年10月12-13日(K417, 314, 622, 297b)
2015年10月31日(K361)
ジャーウッド・ホール(セント・ルークス)