ヤコブ・オブレヒト: ミサ曲「優しきマリア」
ストラトン・ブル 、 カペラ・プラテンシス
これまでオケゲムやデ・プレ、ヒエロニムス・ボスにちなんだ合唱曲を精力的にリリースし、古楽ア・カペラの分野で気を吐いてきたカペラ・プラテンシスが、ルネサンス・ポリフォニーの最高峰として知られるオブレヒトのミサ曲『Maria zart(優しきマリア)』に満を持して挑みました。
演奏に1時間近くかかるオブレヒトの『優しきマリア』は当時としては破格の大曲で、もっとも野心的な作品のひとつとみなされています。ルネサンス時代の複雑な記譜法が用いられ、体系的に理解し現代によみがえらせることは至難。既にある録音もそれぞれ違いがあります。入念な研究と準備期間、そしてパンデミックを経て、2022年にやっとセッション録音が行われた当録音。最高水準の演奏で聴く対位法芸術の傑作をお楽しみください。
キングインターナショナル【曲目】
作者不詳:優しきマリア
プファビンシュヴァンツ(fl.1481-1499):優しきマリア
ヤコブ・オブレヒト:ミサ曲『優しきマリア』
ルートヴィヒ・ゼンフル(ca.1490-1543):優しきマリア
作者不詳:優しきマリア【演奏】
ストラットン・ブル(指揮)
カペラ・プラテンシス【録音】
2022年9月9-12日/オランダ、フースデン