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ついに完結編登場! サヴァールによるベートーヴェン交響曲6-9番 音楽史を生きてきたサヴァールが 導き出したこたえ

ベートーヴェン: 交響曲第6番-第9番
ジョルディ・サヴァールル・コンセール・デ・ナシオン 、 ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ

タワーレコード

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ベートーヴェンの第1番~第5番(AVSA 9937)から約1年。ついに、完結編となる第6~9番の登場。2019年6月から始まった、サヴァールによるベートーヴェン交響曲ツィクルスの演奏会と連動したこの録音プロジェクトも、ついに完結となります。ベートーヴェンにつづいては、シューベルトが予定されているとのこと。サヴァールの探求心と音楽世界は、とどまるところを知りません!
ピリオド楽器ベートーヴェン交響曲も今となっては珍しくはなくなってきましたが、あらためて、コンセール・デ・ナシオンの面々が奏でる、ピリオド楽器の音色の独特の風合いが際立っていることは特筆に値するといえるでしょう。「田園」でも、管楽器の表現が「嵐」での管楽器やティンパニの響きが非常に素晴らしい。第7番での弦楽器の軽やかながらも推進力のある表現も見事。そしてなんといっても第九!終楽章でも、器楽が奏でるひとつひとつのパッセージが細部まで高精度で浮かびあがりながら、全体として美しくひとつの響きとなっています。声楽陣も、器楽の響きと同様柔らかく、精緻なアンサンブルとバランスで聴かせます。「音楽史」を生きてきたともいえるサヴァールと奏者たちが導き出したひとつのベートーヴェン像への答えともいえる演奏。大注目です!
(キングインターナショナル)

ベートーヴェン交響曲第6番-第9番』
AVSA9946(3SACD Hybrid)
Multichannel
【曲目】
[CD1]交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」[42'06]〈録音:2020年7月〉
[CD2]交響曲第7番 イ長調 op.92 [39'12]交響曲第8番 ヘ長調 op.93 [24'51]
[CD3]交響曲第9番 ニ短調 op.125 [63'58]
【演奏】
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン(コンサート・マスター:ヤコブレーマン
ラ・カペラ・ナシオナル・デ・カタルーニャ
サラ・グジ(ソプラノ)、ライラ・サロメ・フィッシャー(アルト)、ミン・ジ・レイ(テノール)、マヌエル・ヴァルサー(バス)
【録音】
第6&7番/2020年7月18-21日、カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会
第8番/2020年10月10-11日、国立音楽フォーラム、ヴロツワフポーランド
第9番/2021年9月30日、10月1日、カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会

 

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