VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

ドイツのルール地方の西部に位置するヴェストファーレンで活動する古楽アンサンブル、カテルヴァ・ムジカ 18世紀の多彩なソロ協奏曲を集めた 「ヴィルトゥオーゾの芸術」第2弾

ヴィルトゥオーゾの芸術 Vol.2 ~ソロ・コンチェルト集
カテルヴァ・ムジカ

タワーレコード

Amazon

ドイツのルール地方の西部に位置するヴェストファーレンで活動する古楽アンサンブル、カテルヴァ・ムジカ。同団は、1998年にエルケ・ファブリ、ヴォルフガング・ファブリ夫妻によって設立。オリジナル楽器による演奏で、歴史的な音楽をただ蘇らせるだけではなく、現代的なアプローチを取り込んだ生き生きとした演奏で定評があります。
18世紀のソロ協奏曲を集めた「ヴィルトゥオーゾの芸術」第2弾は、14歳のモーツァルトがロンドンを訪れた際に、J.C.バッハソナタをピアノ協奏曲に編曲した作品からはじまります。ピアノ・パートはそのままに、若き天才の驚くべき才能でロココの宝石のような魅力的な作品に仕上げています。モルターの「ソナタ・グロッサ」は、トランペット、ティンパニオーボエ、弦楽器と様々な楽器を使用した祝祭感溢れる作品。イラーネクの非常に技巧的な「ヴァイオリン協奏曲」や美しいハーモニーが印象的なザイフェルトの「オーボエ協奏曲」。そしてドイツで活躍しているリュート奏者佐々木勇一がソリストとして参加するヨハン・ジギスムント・ヴァイスの協奏曲。兄シルヴィウス・レオポルトの陰に隠れて忘れられていますが、このヨハン・ジギスムントのリュート協奏曲は、マンハイム楽派に先立つ音楽を聴くことができます。またヨゼフ・ヘフナーの、19世紀前半には画期的だったキートランペットをソロ楽器とした序奏とポロネーズなど多彩なプログラムが収録されています。
キングインターナショナル

【曲目】
モーツァルト:3つのピアノ協奏曲~第3番変ホ長調KV107(J.C.バッハソナタ編曲)
マルティン・ザイフェルト(1681-1745):オーボエ協奏曲ハ短調
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス(1690-1737):リュートと弦楽のための協奏曲ト短調
フランティシェク・イラーネク(1698-1778):ヴァイオリン協奏曲イ長調
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):ソナタ・グロッサ(3トランペット、2オーボエティンパニ、弦楽、通奏低音))
ヨゼフ・ヘフナー(19世紀前半):キートランペットのための序奏とポロネーズ

【演奏】
ソリスト;
アダ・タニール(チェンバロ)
ハンス・ハインリヒ・クリーゲル(オーボエ)
佐々木勇一(リュート)
エルケ・ファブリ(ヴァイオリン)
ペドロ・H・デ・ソウザ・ローサ(キートランペット)

カテルヴァ・ムジカ

【録音】
2022年6月2日、9月2,4日、10月27-29日、、マリエンミュンスター修道院コンツェルト

 

vivasacd.hatenablog.com