VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

30歳になったベアトリーチェ・ラナの、多くの演奏経験から生み出された新たなる情熱と詩、想像力と独創性、気質と魅力に満ちたショパンとベートーヴェンのソナタ

 

ショパン: 葬送、ベートーヴェン: ハンマークラヴィーア
ベアトリーチェ・ラナ

タワーレコード

Amazon

 

2011年18歳でモントリオール国際音楽コンクール優勝、また2013年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀賞(第2位)および聴衆賞受賞により世界的に注目を浴びるようになり、現在、世界中から最も注目を浴びるピアニストとなったベアトリーチェ・ラナ。これまでリリースしたアルバムは、すべて世界的に高い評価を受けています。

ラナが4枚目のアルバムで取り上げた《ショパン:練習曲&スケルツォ集》でも、「畳みかける所と立ち止まる所のコントラストの鮮やかさ。ラナのショパン演奏は他の演奏と比べても、もはや別格とさえ言える」と評されています。ラナは若い頃からショパンを演奏・研究しており、これまでの演奏に無かったポリフォニーの把握だけでなく、音楽の縦構造を見極め、多彩な表情を生み出しています。ここで演奏される《ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」》は、ラナのこの10年のレパートリーとして演奏しており、満を持して録音に挑んでいます。
ベートーヴェン:ハンマークラヴィーア》は、パンデミックによる外出禁止期間中に、ラナは集中的な研究に取り組み始めました。どちらの作品も、作曲家が技術的に冒険的な形で表現されており、どちらのソナタの最後の楽章は、両方とも最高レベルの実験であり、まったく異なる方法で行われています。ラナは、「両方の作品は、非常に異なる方法で人間の状況を超越していますが、まったく異なるわけではありません…どちらも死の恐怖と孤独の恐怖に大きく関係している」と語っているとおり、それぞれを異なる方法で解決策を見つけだしています。

この録音は、ローマにあるオーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカにある中ホール、指揮者ジュゼッペ・シノーポリの名前を冠にした「サラ・シノーポリ」で行われました。
ワーナーミュージック・ジャパン

現代最高の地位を確立する、ラナによるピアノ・ソナタの2大傑作!!

デビュー以来の実績から別格の域と評価されるショパンパンデミック期での深い研鑽を経たベートーヴェン
ラナが弾き描く、恐怖や様々な悩み、人間的な苦難を超越する高みを表現するピアノ・ソナタの2大傑作。

ソニー・ミュージック

【曲目】
1 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35「葬送」 第1楽章:グラーヴェ~ドッピオ・モヴィメント
2 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35「葬送」 第2楽章:スケルツォ
3 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35「葬送」 第3楽章:葬送行進曲. レント
4 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35「葬送」 第4楽章:フィナーレ. プレスト
5 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」 第1楽章:アレグロ
6 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」 第2楽章:スケルツォ.アッサイ・ヴィヴァーチェ
7 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」 第3楽章:アダージョ・ソステヌート
8 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」 第4楽章:ラルゴ
9 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」 第5楽章:アレグロ・リゾルート

【演奏】
ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ)

【録音】
2023年4月30日、5月2日、7月12-13日、
ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカ、サラ・シノーポリ

 

 

vivasacd.hatenablog.com

vivasacd.hatenablog.com

vivasacd.hatenablog.com

vivasacd.hatenablog.com

vivasacd.hatenablog.com