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ウィリアム・バード歿後400年記念。 メゾ・ソプラノ、ヘレン・チャールストンを迎えた チェリス・ヴィオール・コンソートの新アルバム

ウィリアム・バードの名誉
チェリーズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ 、 ヘレン・チャールストン

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タワーレコード

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「信仰と女王と国と友人たちを讃えた」イギリスの音楽家ウィリアム・バードの歿後400年の記念アルバム。イギリスを代表するプレーヤーを集めて結成されたアンサンブル「チェリス・ヴィオール・コンソート」(チェリス・コンソート・オブ・ヴァイオルズ)によるコンソート曲と、メゾ・ソプラノのヘレン・チャールストンを加えたマドリガルなどの声楽曲が演奏されています。

このコレクションでは、バードの音楽とそれぞれの作品に反映された「人としてのバード」に焦点をあてることがめざされました。「献身的なカトリックの信仰をもちながら、その信仰を違法にしたプロテスタントの女王に気に入られ、深く考えることのできるまじめな性格でありながら、鋭いウィットとユーモアをもつ。師であり友であったトマス・タリスを失い、個人的な、深く心に訴える音楽を寄せた忠実な友人」。それぞれの音楽とその背景にある「誇り高きイギリス人」の姿が探られていきます。ライナーノート(英語、ドイツ語、フランス語)をメンバーのアリソン・キンダーが手がけ、それぞれの曲とバードのつながりを述べています。

ソロを歌うヘレン・チャールストンは、2018年のロンドン・ヘンデル歌唱コンペティションで第1位を獲得、2021年から2023年の「BBC ニュージェネレーション・アーティスト」のひとりに選ばれました。サンフランシスコのフィルハーモニア・バロック管弦楽団ベルリン古楽アカデミー、ロンドンのガブリエリ・コンソート、スコットランドのドゥネディン・コンソートなど、イギリスと世界のクラシカル音楽シーンの最前線で活動。2022年に「BBC プロムス」にデビュー、ウィグモア・ホールのリサイタルも行っています。『パーセル・ファンタジア』(BIS SA-2583)につづく、チェリス・ヴィオール・コンソートの新録音です。
キングインターナショナル

【曲目】
ウィリアム・バード(c.1540-1623):
(1)「汝詩人の友よ(Thou poet's friend)」
(2)4声のイン・オミネ第1番
(3)「哀れなアルビヌス(Wretched Albinus)」
(4)6声のファンタジー第2番
(5)「白百合とともに(With lilies whites)」
(6)5声のファンタジー:ブラウニング「木々の葉は青く(Browning 'The Leaves be Greene')」
(7)「この心地よく楽しい五月(This sweet and merry month of May)」
(8)「おお主よ、御身のしもべエリザベスを女王に(O Lord, make thy servant, Elizabeth)」
(9)「すべて海のように(All as a sea, the world no other is)」
(10)5声のファンタジー
(11)「悲しみよ、永遠にわれに来たれ(Come to me, grief, for ever)」
(12)「セレンジャーのラウンド(Sellenger's Round)(arr. F. H. Mountney and Walter Bergmann)」
(13)「幸なるかな主を恐れる者(Blessed is he that fears the Lord)」
(14)「なぜ私は紙とインクとペンを使うか(Why do I use my paper, ink and pen)」
(15)6声のファンタジー第1番
(16)「ああ、おろかな魂よ!(Ah silly soul!)」
(17)「主に向かいて高らかに喜べ(Rejoice unto the Lord)」
(18)4声のファンタジー第1番
(19)「汝、聖なるミューズよ(Ye sacred Muses)」

【演奏】
チェリス・ヴィオール・コンソート
イブラヒム・アジズ(トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール)
アリソン・キンダー(トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール)
ケイト・コンウェイ(テナー・ヴィオール)
サム・スタドレン(テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール)
ジェニファー・ブロック(バス・ヴィオール)
ハリー・バーコック(テナー・ヴィオール)(4)(15)
ヘレン・チャールストン(メゾ・ソプラノ)(1)(3)(5)(7)(8)(9)(11)(13)(14)(16)(17)(19)

[楽器 Aziz: Treble viol by Shem Mackey 2017; Tenor viol by Trevor Skeggs 2008
Kinder: Treble viol by Robert Eyland 1988; Tenor viol by Michael Metcalfe 1984
Conway: Tenor viol by Renate Fink 2014
Stadlen: Tenor viol by Michael Heale; Bass viol by Jane Julier 2017
Bullock: Bass viol by Renate Fink 2007
Buckoke: Tenor viol by Agnieszka Nalazek 2021]

【録音】
2022年11月7~9日/セント・マーティン教会、イースト・ウッドヘイ、ハンプシャーイングランド

 

 

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