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SACDに特化した偏屈ブログ

sound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。シリーズ第15弾は、ブルックナー生誕200年のタイミングでブルックナーの交響曲第7番、そしてマンフレート・ホーネックの60歳の誕生日を記念してピッツバーグ交響楽団が委嘱した現代アメリカの作曲家メイソン・ベイツによる「レスルレクシト」

ブルックナー: 交響曲第7番、ベイツ: レスルレクシト
マンフレッド・ホーネック 、 ピッツバーグ交響楽団

タワーレコード

 

長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS,など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。シリーズ第15弾は、ブルックナー生誕200年のタイミングでブルックナー交響曲第7番、そしてマンフレート・ホーネックの60歳の誕生日を記念してピッツバーグ交響楽団が委嘱した現代アメリカの作曲家メイソン・ベイツによる「レスルレクシト」が収録されています。

ブルックナー交響曲第7番の第1楽章を作曲し始めたのは、交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月、夏を過ごしたザンクト・フローリアンでのことでした。1883年の9月5日にフィナーレのスコアが完成。初演は1884年12月30日、ライプツィヒでアルトゥール・ニキシュ指揮によって、そして1885年3月10日にミュンヘンでヘルマン・レーヴィ指揮によって初演され、大成功を収めました。本作は第7番を作曲中に起こった様々な出来事、1881年12月8日に起こった、ウィーンのリング劇場での火災や、ブルックナーが臨席した≪パルジファル≫の世界初演(1882年7月30日)、ワーグナーの死(1883年2月13日)などが大きく影響しているとされています。またこの作品は、リヒャルト・ワーグナーの寛大な後援者であるバイエルンルートヴィヒ2世に捧げられています。「初版」はブルックナーの生前、初演の翌年の1885年に出版。国際ブルックナー協会による原典版は、ハース版(第1次全集版)は1944年に、ノヴァーク版(第2次全集版)は1954年に出版されています。この曲は、第1番~第4番や第8番のように、ブルックナー自身による大改訂は行われていませんが、この作品が誕生するまでには、ブルックナーとその弟子や同僚でもあったフランツ・シャルクとヨゼフ・シャルク、フェルディナント・レーヴェらの助言や彼らとの議論に基づき、数多くの変形や変更が行われました。そのうちのいくつかは自筆譜に見られ、また初版に初めて現れるものもあります。そのため、残された自筆稿・資料の解釈の相違から、初版・ハース版・ノヴァーク版の間で、相違を見せる箇所がいくつかあります。ホーネックは、ウィーン・フィルのメンバーだった頃からブルックナーの作品とは関りを持っており、ホーネックの深い洞察力と音楽的解釈は、聴くものにブルックナーという人物に対する深い理解を与えてくれます。
キングインターナショナル

【曲目】
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1883年ノヴァーク版)
メイソン・ベイツ(1977-):レスルレクシト(2018)

【演奏】
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)

【録音】
2022年3月25-27日、ハインツホール、ピッツバーグ(ライヴ)

 

 

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