VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

田部京子  シューマン 謝肉祭 アラベスク パピヨン

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シューマン
・謝肉祭 作品9
アラベスク 作品18
パピヨン 作品2
 田部京子(ピアノ、スタインウェイ

 録音:2007年12月5日、浜離宮朝日ホール(ライヴ)
 DSD Recording
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (4.0ch)

amazon
HMV
タワーレコード
山野楽器自由が丘店03(5726)2371

シューマンのロマンと独創が閃く瞬間を、鮮やかな切れ味で描く、渾身のライヴ!
奥深い精神世界を垣間見せ聴きての魂を揺さぶる、田部京子の新境地!

カルミナ四重奏団とのシューベルト「ます」も大好評をはくしたピアニスト田部京子シューマン
素晴らしい音響で評判の良い浜離宮朝日ホール
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でのライヴDSD録音

シューマンは例えばショパンの様に1曲で完結するのでなく、小曲の連なりで全曲聴いて理解できるという構成で、それは時に難解とされる事もあるそうですが、むしろ小曲の連なりゆえ変化に富んでおり飽きさせない魅力を感じる。快活と憂鬱とが美しく交差するとでもいいましょうか
またその変化に富むゆえ演奏は難しいのでしょうが、それを弾きこなす田部京子のピアニストとしての実力を堪能できるアルバムだと思います
ライヴゆえセッションとは違う緊張感や感情の高ぶりが感じられ、またDSD録音のリアルなピアノの音とホールの響きとのバランスとがとても良い、好演奏好録音盤


マルチchでは更にライヴ感が増大されて部屋全体をピアノの迫力が覆います。
DENON(コロンビア)のマルチchはとても優秀。きちんとマルチ録音に拘って録り続けてきた成果でしょう。現在、CDステレオ、SACDステレオでのみ聴かれる機会が多いでしょうから、正当な評価を得ていないのが不満です
このアルバムはマルチchが本領。田部京子氏はもちろんですが、エンジニアの仕事にも最大限の敬意を評したい


producer.............HIROSHI KUNISAKI
balance engineer ....TOSHIYASU SHINOZAWA
assistant engineer...MAKI ONODERA
editing..............HIROSHI KUNISAKI
mastering............HIROSHI SATOW

piano technician.....KAZUO MATSUSHITA


パフォーマンス:★★★★★
音質:★★★★☆
サラウンド:★★★★★
お気に入り度:★★★★★
お薦め度:★★★★★
総合:89