VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

【The Tube Only】ヴィヴァルディ「四季」 ダニエル・ゲーテ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

2008 SACD/CD ハイブリッド  ステレオ サラウンド

TACET163 SACD
Vivaldi: The Four Seasons - Polish Chamber Philharmonic Orchestra

Antonio Vivaldi: The Four Seasons, Concerto in G minor RV 317, Concerto in E flat major RV 257

Polish Chamber Philharmonic Orchestra
Daniel Gaede (violin)



https://amzn.to/2AMJMpy




ドイツの「TACET」というレーベルからの、皇室特番などでも御馴染みアントニオ・ヴィヴァルディの「四季」。おそらく一度も耳にした事がない人はいないであろう超ポピュラー曲

ダニエル・ゲーテポーランドフィルハーモニー室内管弦楽団の演奏によるもので、美しい「四季」を堪能させてくれる。この曲はデッカ盤ヤンセンのものを所有してますが、こちらの方がお気に入り

さて、この盤の最大の特徴は・・

全て真空管機材による録音。端整な演奏と真空管の暖かな音色がよりバロック期の美しさを際立たせます。ジャケからもわかる様に真空管を誇らしげに見せ、解説も写真も含め6ページし渡り拘りを見せ付けます。
しかもこのレーベルで面白いのは、一般的にクラシックのサラウンドはホールや録音現場の再現を目指したものが多い中、

REAL SURROUND SOUND
イメージ 6



と銘打ち、ぐるりと取り囲む様なあたかも演奏陣の真ん中で聴いてるような体験が出来ます。眉をひそめる方もいらっしゃるでしょうが、こういうのも面白いと思います。サラウンドでしか出来ない体験です。こういった変態的拘りのあるレーベルは好きですね

真空管云々、サラウンド云々を抜きにしてもとても良いアルバムだと思いますので、バロックの優雅な雰囲気に浸りたい方にお薦めです。有名曲ですし、メロディも馴染み易く、クラシック初心者にもいいかと思います。美しい四季を持つ日本だけにこの曲はより感性を刺激するのではないでしょうか


パフォーマンス:★★★★
音質:★★★★★
サラウンド:★★★★★
お気に入り度:★★★★
お薦め度:★★★★☆
総合:88







VIOLIN
ダニエル・ゲーデ (Daniel Gaede)
1966年ハンブルグ生まれ。ベルリンでトーマス・ブランディス、スイスでマックス・ロシュタル、アメリカでジョセフ・ギンゴールドに師事。ロンドンの「カール・フレッシュ・コンクール」およびニューヨークの「アーティスト国際コンクール」で賞を受賞。

1989年には、ベルリン芸術アカデミーより「ヨーゼフ・ヨアヒム賞」を授与。「ドイツ国民研究基金」および「アバド・ユーロピアン・ミュージシャン・トラスト」の奨学生でもある。国内外でソリストとして、フィルハーモニア管、ロンドン・シンフォニエッタウィーン・フィル等とティルソン・トーマスやムーティの指揮で共演。1992年、ニューヨークのカーネギー・ホールでリサイタル・デビュー。1994年から2001年までウィーンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを務め、2000年には新設のニュルンベルグ音楽大学の教授に任命された。

室内楽奏者としても定期的に公演を行っており、ラジオ・テレビ出演も多い。殊にヴィオラのトーマス・ゼルディッツ、チェロのアンンドレアス・クレーガー(ともにベルリン国立歌劇場管弦楽団主席奏者)と結成した「ゲーデトリオ」は世界的な人気を誇っている。

TACETレーベル新譜