VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

アムステルダム・シンフォニエッタのブラームス、ブルーニエのブルックナー、クイケンのバッハ(試聴付き)

String Quartet Op.51 No.1/Verklarte Nacht (Version

Brahms, Schoenberg - Amsterdam Sinfonietta

中国ツアーからオランダへと帰る飛行機の中で、遅延で苛立つ乗客たちに、演奏をプレゼントしたことで話題となったオランダの弦楽オーケストラ、アムステルダムシンフォニエッタ
『ピアノ四重奏曲第1番ト短調』の作曲と編曲、音楽的影響など、世代は違えども関係の深いブラームスシェーンベルク。弦楽オーケストラ・ヴァージョンへと生まれ変わった『弦楽四重奏曲第1番』と、シェーンベルクの『浄夜』を結ぶキーワードが、アムステルダムシンフォニエッタの好演で聴こえてきます。(東京エムプラス)

【収録情報】
ブラームス弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1(弦楽合奏版、編曲:Marijn van Prooijen)
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 アムステルダムシンフォニエッタ
 カンディダ・トンプソン(芸術監督)


Symphony No. 0 Pieces for O

創立100年を超えるドイツのオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団は、これまでR.シュトラウスやエーリヒ・クライバーカール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮した名門でもあります。
 このオーケストラを2008年から音楽監督として率いているシュテファン・ブルーニエは、1964年にスイスのベルンに生まれ、指揮者としてオペラ・ハウスを中心にキャリアを重ねながら、ドイツの様々な放送オケの指揮経験も重ねてきたキャリアの持ち主。
 これまでのリリースは、シェーンベルク管弦楽作品集に、フランツ・シュミットの交響曲第4番、ダルベールのオペラ『ゴーレム』という力作ぞろい。

 今回は、交響曲第0番を中心とするブルックナーの初期作品集で、1862年頃に書かれた「行進曲ニ短調」と「管弦楽のための3つの小品」という珍しい曲目が収録されているのもポイントです。(HMV)

【収録情報】
ブルックナー
交響曲第0番ニ短調 WAB.100
・行進曲ニ短調 WAB.96
管弦楽のための3つの小品 WAB.97

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 ボン・ベートーヴェン管弦楽団
 シュテファン・ブルーニエ(指揮)


Cantatas-Vol. 13

クイケンのOVPP(One Voice Per Part=各パート1人)による大好評カンタータ集シリーズの第13弾です。
今回は『復活祭オラトリオ』とカンタータ第6番。『復活祭オラトリオ』は大作のヨハネマタイ受難曲とは対照的に、明るく楽しい雰囲気のイースター用の素晴らしい作品です。クイケンのすっきりとした見通しの良い演奏は、冒頭のシンフォニアから清涼感溢れる名演です。
復活節(復活祭)第二日用に書かれたカンタータ第6番。弟子たちが復活したイエスであると中々気付かずパンを与えられてようやく悟ったというストーリーがベースになっています。ソプラノの高貴な歌声が美しく、テノールの深みと真摯な歌も印象的。そして終曲のコラールでは情感にみちた感動的な演奏を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
J.S.バッハ
・復活祭オラトリオ BWV249
カンタータ第6番『われらと共に留まりたまえ』BWV6
 

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ソ・イェリ(ソプラノ)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト)
クリストフ・ゲンツ(テノール
ヤン・ファン・デア・グラッベン(バス)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)