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SACDに特化した偏屈ブログ

綾戸智恵、最新スタジオアルバム「PRAYER 」

PRAYER

PRAYER
2011年8月3日発売
EHSA-1008
¥3,000(税抜¥2,858)
SACD/CDハイブリッド
 
■songs
1. Mother [with Organ]                           8. Midnight Train To Georgia [with Band]
2. Amazing Grace [with Organ, Bass]        9. In The Ghetto [with Band]
3. Bridge Over Troubled Water [with Band]        10. Let It Be Me [solo]
4. I Could Have Danced All Night [solo]          11. People Get Ready [with Guitar
5. Hallelujah [Band Version]                     12. Ol' 55 [with Band]
6. Do I Ever Cross Your Mind? [solo]             13. Hey Jude [with Band]
7. Motherless Child [with Organ]                 14. Hallelujah [Solo Version]

およそ2年ぶりとなる最新スタジオ録音盤の今作は、ジャズシンガー綾戸智恵の隠れた魅力であったアメリカンルーツスタイルを『life』以来改めて前面に打ち出し、自らのアメリカでのゴスペルシンガーとしての経験や生活体験の全てを歌に注ぎ込んだ大傑作となりました。神戸の震災、そして911を経験した綾戸が、改めて自身のルーツに向き合うことで見えてきた大切な想いの数々を歌い上げます。単に回帰としてのルーツ(roots)ということだけではなく、綾戸が経てきた道程としてのルーツ(routes)でもあり、それは勇気と希望を持って生きること、未来に開かれた「生きること」でもあります。
 
このアルバムの柱となる楽曲は、レナード・コーエンのオリジナルやk.d.ラング、ジェフ・バックリーでのカバーでもお馴染みの「ハレルヤ」。女性アーティストbirdの最新アルバムにも全面参加の実力派若手オルガン奏者・金子雄太を中心としたバンドバージョンと弾き語りバージョンの2パターンを収録しています。綾戸にとって「テネシーワルツ」に次ぐ新たな代表曲となる同曲の、深く、全ての人々の心に響き合う、魂のこもった歌唱は圧巻です。他、配信サイトOTOTOYのチャリティアルバム『Play for Japan』にも収録された「Amazing Grace」、プレスリーからニック・ケイブまで横断する「In The Ghetto」、トム・ウェイツの「Ol'55」、ジョン・レノン「Mother」、そしてS&Gによるあまりにも有名な名曲「明日にかける橋」は、アレサ・フランクリンの魂の叫びを経て、今綾戸のもとで新たな心の平穏を見いだします(新編成での再録)。これらアメリカンルーツ・ポップスの名曲たちが並ぶなか、先のオルガン奏者・金子雄太とのデュオで吹き込んだ黒人霊歌「Motherless Child」は、ゴスペルの本場を経験した綾戸ならではのスピリチュアルな感覚とアメリカ南部の空気に包まれています。
 
3月11日東北地方太平洋沖地震の5日前に福島県いわき市でコンサートを行い、前日の10日にもレコーディングを行っていた綾戸智恵。2011年の今にしか歌えないうた。今感じることの全てをこのアルバムに託し、日本中に慈愛と感動に満ちた歌声を届けます。
・ 2012年3月11日までの売上金の一部を災害支援団体または被災地域の自治体等を通じての被災地域の今後の音楽文化の復興支援などの活動資金とさせていただきます。※寄付先団体および使途につきましては、慎重に検討したうえで、こちらのホームページて報告させていただきます。
オフィシャルサイトより
 
綾戸智恵: vocal, piano
宮野弘紀: guitar
西嶋徹: bass
田中倫明: percussion,ds
金子雄太: organ
 
毎度SACDでのリリース、スタッフの強いこだわりがありがたいですね