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SACDに特化した偏屈ブログ

スウェーデンを代表する世界的映画監督、 イングマール・ベルイマンの生誕100年を 記念して制作された「オマージュ」アルバム

Ingmar Bergman -.. -Sacd-

イングマール・ベルイマン監督作品の音楽 Ingmar Bergman - Music from the Films

ローランド・ペンティネン トーレイヴ・テデーン ステンハンマル四重奏団
 
イングマール・ベルイマン[1918-2007]は、監督、脚本家、プロデューサー、作家として、映画、テレビ、ラジオ放送、劇場の分野で活動。『不良少女モニカ』『夏の夜は三たび微笑む』『第七の封印』『野いちご』といった1950年代に手がけた作品が国際的に評価され、スウェーデンを代表する映画監督とみなされるようになりました。 このディスクはスウェーデンの音楽家たちがベルイマンの生誕100年を記念して制作した「オマージュ」アルバムです。「映画と劇場の演出家になっていなかったら、指揮者になりたいと思っていただろう」とベルイマンは常々語り、スウェーデン放送のために制作した『魔笛』のようなオペラの映像化にかぎらず、彼の作品ではクラシック音楽が沈黙とともに表現の重要な要素として使われました。 『闇の中の音楽』や『秋のソナタ』はピアニスト、『Till gladije/To joy』(邦題『歓喜に向かって』)はヴァイオリニストが物語の主人公。『夏の夜は三たび微笑む』では登場人物のひとりヘンリクがチェロを弾き、ベルイマンの最後のドラマ作品『サラバンド』には主人公がブルックナー交響曲第9番を大音量で聴いている場面が現れます。 当演奏のローランド・ペンティネンのアイデアから生まれたこのアルバムでは、彼がシューマンショパンピアノ曲を弾き、友人のトゥールレイフ・テデーエンがバッハの無伴奏チェロ組曲の「サラバンド」を演奏。ペンティネンとステンハンマル四重奏団によるシューマンピアノ五重奏曲の楽章が最後に演奏されています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. J.S. バッハ:サラバンド無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011より (邦題『叫びとささやき』『サラバンド』)
2. シューマン:飛翔~幻想小曲集 Op.12より (邦題『闇の中の音楽』『夏の夜は三たび微笑む』)
3. ショパン夜想曲 第7番嬰ハ短調 Op.27-1 (邦題『ファニーとアレクサンデル』)
4. ショパン前奏曲 第24番ニ短調 Op.28-24 (邦題『闇の中の音楽』)
5. J.S.バッハサラバンド無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010より (邦題『秋のソナタ』)
6. モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475 (邦題『鏡の中の女』)
7. ショパンマズルカ イ短調 Op.17-4 (邦題『叫びとささやき』)
8. シューベルト:アンダンテ・ソステヌート~ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960の第2楽章 (テレビ映画『大騒ぎしてごまをする』)
9. D.スカルラッティソナタ ニ長調 K.535 (邦題『悪魔の眼』)
10. ショパン前奏曲 第2番イ短調 Op.28-2 (邦題『秋のソナタ』)
11. D.スカルラッティソナタ ホ長調 K.380 (邦題『悪魔の眼』)
12. J.S.バッハ:第25変奏~ゴルトベルク変奏曲 BWV.988より (邦題『沈黙』)
13. J.S.バッハサラバンド無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008より (邦題『鏡の中にある如く』)
14. シューマン:イン・モード・ドゥナ・マルチア~ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44の第2楽章 (邦題『ファニーとアレクサンデル』
 
ローランド・ペンティネン(ピアノ:2-4,6-12,14)
 トゥールレイフ・テデーエン(チェロ:1,5,13) 
ステンハンマル四重奏団(14) ペータ・オロフソン(ヴァイオリン)、ペール・オーマン(ヴァイオリン)、 トニー・バウアー(ヴィオラ)、マッツ・オロフソン(チェロ)】
録音時期:2017年12月 録音場所:スウェーデングリューネヴァルトホール、ストックホルム・コンサートホール 録音方式:ステレオ(セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND