フォーレ:ピアノ作品集
二コラ・スタヴィ
SACDハイブリッド盤。フランスの名手ニコラ・スタヴィが、母国フランスが生んだ作曲家フォーレのピアノ作品を収録。今回の注目は世界初録音となったソナタとマズルカの2曲を収録していることです。
1863年4月6日と記載されている未発表の「ソナタ N.5」の自筆譜はイェール大学のバイネッケ図書館に所蔵されています。3楽章構成で書かれたこの作品はフォーレが生前発表することを考えてはいなかったものですが、当録音で日の目を見ることとなりました。一方、マズルカは巻頭に「マズルカの形式による小品」と書かれた作品。習作ながらフォーレらしく豊かな旋律と味わい深い香りを呈します。
演奏のニコラ・スタヴィはドミニク・メルレに学んだ後、アルフレート・ブレンデル、ジェラール・フレミー、クリスチャン・イヴァルディらの薫陶も受けました。ユンディ・リが優勝した2000年のショパン・コンクールで特別賞、翌2001年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは第2位を受賞した実力派。BISレーベルからは難曲揃いで知られる旧ソ連の作曲家ティシチェンコのピアノ作品集をリリースして注目を集めました。(輸入元情報)
【収録情報】
フォーレ:
1. 3つの夜想曲 Op.33より第1番変ホ長調 (c.1879)
2. 3つの無言歌 Op.17, N.52 (c.1863-64)
第1番変イ長調
第2番イ短調
第3番変イ長調
3. ソナタ N.5 (1863)
I. アレグロ・マ・ノン・トロッポ
II. メヌエット。テンポ・ディ・メヌエット
III. 終曲。アレグロ・ヴィーヴォ
4. マズルカ N.8~マズルカの形式による小品 (c.1865)
5. 夜想曲 第6番変ニ長調 Op.63 (1894)
6. 夜想曲 第13番ロ短調 Op.119 (1922)
7. バラード Op.19 (1879)
ニコラ・スタヴィ(ピアノ/Steinway D)
録音時期:2018年3月
録音場所:ノイマルクト、ライツターデル
録音方式:ステレオ(セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
世界初録音(3,4)