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SACDに特化した偏屈ブログ

鑑賞感想記 J.S.バッハ:イギリス組曲 鈴木雅明

English Suites

J.S.バッハ:イギリス組曲 鈴木雅明チェンバロ

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HMV

タワーレコード

 BIS-2281 (2 discs)
Stereo/Multichannel Hybrid

鈴木雅明の約10年ぶりとなるチェンバロ独奏、2016年録音のJ.S.バッハ:イギリス組曲神戸松蔭女子学院大学チャペル。使用楽器はこれまでの鈴木雅明バッハ・コレギウム・ジャパンで御用達のチェンバロ製作者ヴィレム・クルスベルヘンによる1982年制作のリュッカースのレプリカ。

 

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鈴木雅明のバッハを聴いていつも思うのは「バッハ凄い、素晴らしい」。演奏者に対してそう思う事はよくありますが、まず「バッハ」の凄さ、素晴らしさを感じさせてくれる。こう思う事は稀で、「バッハの曲を通じて自分の想いを・・」という類ではなく、真摯に「バッハ」を演奏しているからなのか、と。

 

躍動感のある快活のテンポと、落ち着きのテンポでの間がとても良い。

1番のサラバンドの美しさ、4番のチャーミングさは特にお気に入りで、ストレスで凝り固まった心がほころぶ。

ピアノではグールドで親しんだ曲ですが、私はチェンバロの演奏が好き。しかし、グールドを聴き直すとまた「グールドさすがだな」と再確認も。

聴けば聴くほど発見がある長い付き合いになるアルバムで、またバッハを教えて頂いた、そう思います。

 

 

録音プロデューサー、エンジニアはBISお馴染みトーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)でPCM24/96

録音レベルは大きめで、音は硬質できらびやかなチェンバロの響きが部屋いっぱいに広がるゴージャスな鳴り。臨場感たっぷりです

 

鈴木雅明のバッハのチェンバロ独奏作品は今作を除き全てCDリリースなのが残念、再録してくれませんかね。。

 

 

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