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SACDに特化した偏屈ブログ

鑑賞感想記 シベリウス:組曲「レンミンカイネン」ポホヨラの娘 ハンヌ・リントゥ フィンランド放送交響楽団

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Sibelius: Lemminkainen Legends, Pohjola's Daughter ハンヌ・リントゥ 、 フィンランド放送交響楽団

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HMV

タワーレコード

ODE 1262-5
Stereo/Multichannel Hybrid

ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団による説得力たっぷりのシベリウス(1685-1957)作品集です。組曲「レンミンカイネン」は"4つの伝説"とも呼ばれる、フィンランド叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で、完成までに長い期間を要したシベリウス渾身の作品です。数奇な運命を辿った男"レンミンカイネン"を巡る物語ですが、シベリウスはこの荒唐無稽な物語に死の香りを漂わせた重厚な音楽を付け、普及の名作を書き上げたのです。「トゥオネラの白鳥」が良く演奏されますが、他の3つの曲もいかにもシベリウスらしい清冽で描写的な音楽です。交響詩「ポヒョラの娘」も、「カレワラ」に基づくものですが、こちらは別のエピソード。難攻不落な問いを出して、男を翻弄する北国の娘が主人公です。シベリウス生誕150年を記念するにふさわしい最強の1枚です。
ナクソス・ジャパン

 

ハンヌ・リントゥ(Hannu Lintu)は1967年生まれのフィンランド出身の指揮者。

2013年からフィンランド放送交響楽団の首席指揮者に就任。

 

「カレワラ」はフィンランドの口承説話をまとめた国民的民族叙事詩フィンランド人なら細かい所までは分からないにしても、人物、神々や役割、キャラクターは誰もが理解しているポピュラーな物語。フィンランドのメタル・バンドのアモルフィスやコピルクラーニが「カレワラ」を題材に作品を作っている事でも有名ですね。

この「レンミンカイネン」は結構無茶苦茶な話で、平たく言うと、バカ息子レンミンカイネンと、母の愛の物語。

 

シベリウスが練りに練った曲だけに、とてもカッコいい曲。それをグイグイと引き込まれる熱い演奏で、物語に引き込まれます。

何の予備知識の無い妻が「この曲いいね。なんか物語みたい」と口にしたのですが、

それが伝わる演奏という事。非常に気に入ってます。

 

フィンランドの名門ONDINEからのSACD HYBRID。録音はONDINEレーベルや同じくフィンランドのALBAレーベルの作品を多く手掛ける

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Enno Maemets によるDSD録音。場所はヘルシンキ・ミュージック・センターでのセッション録音。

ダイナミック・レンジが豊かで、迫力があり、音響の優れたホール(サントリー・ホール、ミューザ川崎などを手掛けた音響設計の巨匠、豊田泰久氏による)だと理解出来る。私は残念ながらサラウンド環境に無いため未聴ですが、サラウンドの評価がとても高いです。

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2015年日本公演での「レンミンカイネンの帰郷」


Sibelius: Lemminkäinen's Return Op.22/4., Finnish RSO / Hannu Lintu, Suntory Hall, Tokyo. (Nov 2015)

 

ハンヌ・リントゥSACD HYBRID:タワーレコード

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Sibelius: Tapiola/En Saga/8 So

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