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SACDに特化した偏屈ブログ

コンセルトヘボウ管に脈々と受け継がれてきたブルックナー演奏の伝統 未完の大作、第9交響曲をガッティが指揮 RCO LIVE SACD HYBRID

ワーグナー : 舞台神聖祭典劇 「パルジファル」 | ブルックナー : 交響曲 第9番 (Wagner : Parsifal | Bruckner : Sym. No.9 / Gatti | Royal Concertgebouw Orchestra) [SACD Hybrid] [Import] [日本語帯・解説付]

ワーグナー : 舞台神聖祭典劇 「パルジファルブルックナー: 交響曲第9番<限定盤>
ダニエレ・ガッティ 、 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

タワーレコード

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★ 2018年1月録音のダニエレ・ガッティ指揮コンセルトヘボウ管によるブルックナー交響曲第9番。この第9交響曲は、終楽章が未完のままで1896年にブルックナーは亡くなっています。第4楽章を補筆完成した録音もありますが、今回ガッティが演奏したのは第3楽章まで。コンセルトヘボウ管によるブルックナー演奏といえば、第3代首席指揮者のベイヌム以来、ヨッフムハイティンクと、脈々と受け継がれてきた伝統はよく知られるところでもあり、2014年3月にライヴ収録されたヤンソンスとの録音は(KKC-5678/ASIN: B01MQCSCIA)、名門に培われたゆたかな流れを汲みつつ、ヤンソンスが取り組んできたコンセルトヘボウ管とのたしかな成果をあらためて感じさせるものでした。
ガッティは、「愛する神に」捧げられたこの未完の大作を、遅めのテンポ設定による正統派的解釈、弦や金管の重厚な響きを生かした奥行きのある録音とあいまって、感動的なものに仕上げています。またカップリングには、同じくワーグナー最後の作品「パルジファル」より前奏曲聖金曜日の音楽を収録。バイロイト音楽祭でも度々指揮をしてきたガッティだけに、期待通りの素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

キングインターナショナル

[収録内容]
1. ワーグナー: 舞台神聖祭典劇 「パルジファル」 ~ 第3幕への前奏曲/第3幕 聖金曜日の音楽
2. ブルックナー: 交響曲 第9番 ニ短調 [I. 26'51'' + II. 11'29'' + III. 23'49'']

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ダニエレ・ガッティ (指揮)

録音: 2018年1月5日&7日/ アムステルダム | コンセルトヘボウ (ライヴ)

 

 

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