10年ぶりの第2集！ヴェラチーニ:序曲と協奏曲集第2集　フェデリコ・グリエルモラルテ・デラルコ CPO SACD HYBRID

f:id:VIVASACD:20191023141756j:plain — ヴェラチーニ: 序曲と協奏曲集第2集フェデリーコ・グリエルモ、ラルテ・デラルコ

第一集は2009年発売（録音は2005年）・・ようやく第二集の登場です。

イタリア、バロック期に活躍したヴェラチーニ。奔放な性格で知られ、宮廷でのいざこざが絶えなかったなど様々なエピソードが伝えられています。しかし作品は端正で簡潔な書法に拠って書かれており、ヴェラチーニ自身が卓越したヴァイオリニストであったため、華麗な技巧に彩られたヴァイオリン曲が数多く残されています。
このcpoのシリーズは、ヴェラチーニの「序曲と協奏曲」の全てを録音することを目的に始められており、代表作であるヴァイオリン協奏曲を中心に序曲(シンフォニア)とトリオ・ソナタを散りばめた様々な作品が収録されています。この第2集では、作品番号をもたない1716年作曲の2曲の序曲、ハ長調のソナタと、1721年に書かれた作品番号第1番からのト短調のソナタ、ヴァイオリン協奏曲を収録。祝祭的な音色を持つ序曲は、ヴァイオリン曲よりも更に華麗であり、ラルテ・デラルコの表現豊かな演奏がヴェラチーニ作品の魅力を引き立てています。
ナクソス・ジャパン

【曲目】
ヴェラチーニ(1690-1768):序曲と協奏曲集第2集

1.序曲第1番変ロ長調
2.ソナタ第1番ト短調
3.ヴァイオリン協奏曲ニ長調
4.ソナタ第5番ハ長調
5.序曲第3番変ロ長調

【演奏】
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン&指揮)

1968年7月9日生まれ、伊・パドヴァ出身のヴァイオリン奏者／指揮者。父親の指導を経て、ヴェネチアのベネデット・マルチェッロ音楽院へ進み、ヴァイオリンを学び始める。サルバトーレ・アッカルドやアイザック・スターンらのもとで研鑽を積む。22歳の時、フィレンツェで開催された国際大会〈ヴィットリオ・グイ〉で第1位となり、国際的なキャリアをスタート。その後、数々の音楽賞を受賞し、ソリストや指揮者として世界各地で活躍。父ジョバンニと二代にわたって新イタリア合奏団の主席ヴァイオリン奏者を務め、現代を代表するヴィヴァルディ奏者として知られている。
(音楽出版社)

ラルテ・デラルコ(アンサンブル)

【録音】
2018年2月19-21日
ガビネット・ディ・レットゥーラ、エステ