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SACDに特化した偏屈ブログ

天才オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つのコラールを録音 サン=クロワ大聖堂のカヴァイエ=コル製作の大オルガンで演奏

フランク: 3つの小品&3つのコラール
ペトゥル・サカリ

タワーレコード

 

SACDハイブリッド盤。天才若手オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つの小品と、大作3つのコラールを録音しました!1992年フィンランド生まれのペトゥル・サカリは音楽家の両親のもと、幼少のころよりチェロを習っていましたが、両親とともにロードス島でのオルガン・リサイタルに聴きに行った際にオルガンに魅了され、故郷のヘルシンキに戻りすぐに鍵盤楽器を習い始めました。2005年、サカリはわずか13歳でリサイタル・デビュー、その後はヨーロッパを中心に積極的に演奏活動をしております。フィンランドのオルガンの名手、カレヴィ・キヴィニエミの助言によりフランスの作品も積極的に取り組み、20歳のときに録音したフランス人作曲家によるオルガン作品集(BIS SA-1969)をリリースし、信じられないほどの完成度と若々しさ満ちた大迫力の演奏で高い評価を得ました。
フランクの3つのコラールは最晩年の1890年に作曲したオルガン曲で、フランクが完成させた最後の作品です。名オルガニストでもあったフランクがオルガン・ビルダーのカヴァイエ=コルが製作した手鍵盤3段を擁する最新鋭のオルガンから着想を得て作曲しました。豊かな響きと祈りに満ちたこの作品はフランクの傑作であることはもちろんのこと、オルガン作品の頂点に君臨する圧倒的な存在感を示しております。サカリの圧倒的な表現力はもちろんのことBISレーベルならではの高音質録音により空気感と立体感をお楽しみいただけます。
キングインターナショナル

【曲目】
フランク:
オルガンのための3つの小品 FWV 35-37(1878)
(1)幻想曲 イ長調
(2)カンタービレ ロ長調
(3)英雄的小品 ロ短調
オルガンのための3つのコラール FWV 38-40(1890)
(4)第1番 ホ長調
(5)第2番 ロ短調
(6)第3番 イ短調

【演奏】
ペトゥル・サカリ
(オルガン/カヴァイエ=コル1880年製作)

【録音】
セッション録音
2020年1月
サン=クロワ大聖堂
(オルレアン市、ロワレ県)

 

 

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