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SACDに特化した偏屈ブログ

タワレコ限定SACD 『CTI SA-CD HYBRID SELECTION』第3弾 ニーナ・シモン、アストラッド・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン

TOWER RECORDS presents CTI SA-CD HYBRID SELECTION

ボルチモア Baltimore
Nina Simone

タワーレコード

クロスオーバー時代の代表格ともいえるレーベルCTIがリリースした唯一のニーナ・シモンのアルバムで、R&B、レゲエ、ジャズの要素が見え隠れする、1978年という時代らしい魅力にあふれた傑作。アレンジャーとして本作に関わっていたのは、マンハッタン・ジャズ・クインテットの活躍で日本ではお馴染のデヴィッド・マシューズ。ランディ・ニューマンのタイトル曲やホール&オーツのヒット"リッチ・ガール"など、当時のロック・ポップスの楽曲のカヴァーも秀逸、ベナード・アイグナーの名曲"エヴリシング・マスト・チェンジ"では、心が震えるような歌声が響き渡る。

 

 

 

ニーナ・シモン「リトル・ガール・ブルー」Analogue Productions

SACDセレクト

 

ストーン・フラワー<タワーレコード限定>
Antonio Carlos Jobim

タワーレコード

 

アレンジャーにデオダートを迎え、マジカルで奥深いサウンドにつつまれた自身のオリジナルを披露した、ボサノヴァの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビンCTIで描きだしたノスタルジックな70sサウンドスケイプ。ジャケットからしてスタイリッシュであり、2021年現在、半世紀前の音楽なのに、この遜色のない響きは一体何だろう?と思わせられる瞬間が随所に感じられ、あらためてその高い音楽性に驚嘆する。楽曲は全9曲中、4曲目の"ブラジル"を除いてジョビン自身のオリジナル。1970年代の遠い記憶を呼び覚ますような、そんなデジャヴ感覚をもたらす。ドリーミーな時間がゆったりしたリズムとともに過ぎてゆく

 

 

ジルベルト・ウィズ・タレンタイン<タワーレコード限定>
Astrud Gilberto

タワーレコード

ボサノヴァの大ヒット作『ゲッツ/ジルベルト』での歌唱で一躍"ボサノヴァの女王"として有名になったアストラッド・ジルベルトがテナー・サックスの名手スタンリー・タレンタインをフィーチャーし、1971年に制作された傑作。アレンジとエレクトリック・ピアノはデオダートを起用し、バカラック&デヴィッド・コンビによるナンバーから、ジョルジュ・ベン、エドゥ・ロボ、ミルトン・ナシメントらによる60s産ブラジリアン・ソング、そして1970年のアメリカ映画主題歌"二人の誓い"(カーペンターズのカヴァーでも有名)"ある愛の詩"をスペイン語で歌唱、といったリアルタイムな選曲が70年代という時代の空気感を伝えている。また、デオダートのオリジナル"ブラジルの綴れおり"(原題:Brazilian Tapestry)は聴きどころ。

【本リリース最大の特徴】
タワーレコード・オリジナル企画盤。完全生産限定盤
・日本初SACDハイブリッド化であり、第3弾は3タイトルとも世界初SACDハイブリッド化
・RVGスタジオのオリジナルマスターテープからコピーした極上のコンディションのマスターをDSDにダイレクト変換(ニーナ・シモンボルチモア』はキングレコード保管のオリジナル・マスターからコピーされた極上コンディションの2ndマスターをキング関口台スタジオにてDSDにダイレクト変換)し、同DSDデータをそのままSACD化。オリジナルアナログ音源のサウンドを限りなく忠実に再現したSACD
・CD層も新たにDSDデータからPCM化したものを使用
・盤印刷面: 緑色コーティング仕様
・マスタリング・SACD化監修含むシリーズ総監修は和田博巳氏

*使用音源とマスタリング:
キングレコードに厳重保管された極めて良好なコンディションのマスターテープ(オリジナル・マスターからのコピー。RVGスタジオのマスターテープと比較しても音の劣化が少ないと思われる高音質なマスター)を使用
・マスタリング・エンジニア:辻裕行氏
キングレコード関口台スタジオで2020年10月にマスタリング

 

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